研究員三島・次走の狙い馬

トピックス

パピヨンシチー・松岡騎手(牡4、美浦・相沢厩舎)
6月16日 2回福島1日目 種市特別(ダ1700m)

道中は余裕十分に中団待機。勝負処の4コーナーで3番手に付けると直線で一気に先頭に立ち、後続を圧倒。6馬身差の圧勝劇を飾った。
勝ち時計1分44秒9は、翌日の横手特別(1000万下)よりも1秒速い優秀なもの。
手綱を取った松岡騎手が「見ての通りの快勝」と平然と語ったように、明らかに格の違いを見せ付ける内容だった。
元々1000万でも僅差の競馬をしていた馬であり、次走の昇級は形だけ。連勝で突破が濃厚だ。

ナリタファントム・幸騎手(牡4、栗東・谷厩舎)
6月16日 3回阪神1日目 3歳以上500万下(ダ1200m)

差し、追い込み勢が上位を占める中、道中4番手追走から一旦は先頭に立つシーンもあったこの馬。
展開不向きにも拘らず勝ち馬から0.3秒差なら悲観する必要は全くない。
それ以上に、中央転厩後、逃げてハイペースに泣かされ続けてきた本馬にとって、脚質に幅が出てきたことが収穫大。
レース後の幸騎手も「小回りの方がいい」と語っており、次走、小倉競馬出走なら狙いが立つ。

シルククリムゾン・渡辺薫騎手(牡4、栗東・浜田厩舎)
6月17日 3回阪神2日目 和田岬特別(芝1800m)

元々良績があるのは中京、福島。
典型的なローカル巧者のこの馬にとって、レコード連発の高速馬場と化した先週の阪神は、完全な適性外だった。
渡辺薫騎手も「時計が速すぎた。平坦の小回りの方がいい」とサバサバと話しており、この一戦は度外視が正解。
これまでも中央場所で惨敗後、ローカル替わりで一変した経緯を持っている馬。
小倉戦は人気に拘らず再評価が必要だ。