【宝塚記念】キセキ大外8枠16番、サトノダイヤモンドは2枠3番!

キセキ

大外8枠16番に入ったキセキ

6月24日(日)、阪神競馬場で行われる第59回宝塚記念 (3歳上 国際 定量 芝2200m)の枠順が確定した。

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夏のグランプリ、宝塚記念。阪神芝2200mという特殊な条件で行われるこのレースは、ダービー馬ドゥラメンテが牝馬のマリアライトに敗れるなど、ただ強いだけではこなせないレースである。ゴールドシップが連覇する一方、前走メトロポリタンSを勝ったばかりのナカヤマフェスタが制したり、一筋縄では決まらないのがこのレース。加えて梅雨時で重い馬場での開催もあり、パワーも必要になってくるだろう。

昨年の菊花賞を制したキセキ(牡4、栗東・角居厩舎)が大外8枠16番からG1・2勝目に挑む。昨年夏の信濃川特別を1.56.9という好時計で完勝すると、神戸新聞杯2着をステップに挑んだ菊花賞で、極悪馬場にも負けず見事勝利、GI初制覇を達成した。その後香港ヴァーズ9着、日経賞9着と結果が出ていないものの、香港はレース後にハ行が判明し、日経賞は中山コースが合っていなかった影響も大きかった。立て直された臨む今回は鞍上も主戦のデムーロ騎手に戻るだけに期待大だろう。

一昨年の有馬記念を勝った2枠3番サトノダイヤモンド(牡5、栗東・池江寿厩舎)が完全復活を目指す。昨年は天皇賞(春)で3着の後、フランス遠征を敢行。しかしフォワ賞4着、凱旋門賞は15着と思うような結果が出ず、国内に戻ってからも金鯱賞3着、大阪杯7着と思うような結果が出ていない。ただ今回の宝塚記念は大阪杯の上位馬たちがほとんど出走しないだけに、チャンスは大きそうだ。元王者として、このメンバー相手では結果が求められてきそうだ。

昨年のドバイターフを勝った5枠10番ヴィブロス(牝5、栗東・友道厩舎)も有力馬の1頭。今年緒戦の中山記念は8着だったものの、続くドバイターフではしっかり巻き返し2着。力のあるところを見せつけた。2200mは昨年のエリザベス女王杯で5着とまだ結果が出ていないものの、全姉ヴィルシーナは宝塚記念で3着。半兄シュヴァルグランは宝塚記念の好走歴はないものの距離をこなしており、妹のヴィブロス自身も距離、条件替わりの心配はないのではないか。

昨年の覇者5枠9番サトノクラウン(牡6、美浦・堀厩舎)、休み明けの目黒記念で3着と力を示した4枠7番パフォーマプロミス(牡6、栗東・藤原英厩舎)、今年、同じ2200mのAJCCで強い勝ち方を見せた4枠8番ダンビュライト(牡4、栗東・音無厩舎)、そして香港G1クイーンエリザベス2世Cなどを制し、香港年度代表馬となった経験もある7枠13番ワーザーなど、バラエティ豊かなメンバーとなった宝塚記念の発走は15時40分。枠順は以下の通り。

枠-馬番 馬名 斤量
(性齢、所属・調教師、騎手)の順に表記

1-1 ステファノス 58
(牡7、栗東・藤原英、岩田康)

1-2 ノーブルマーズ 58
(牡5、栗東・宮本、高倉稜)

2-3 サトノダイヤモンド 58
(牡5、栗東・池江寿、C.ルメール)

2-4 ミッキーロケット 58
(牡5、栗東・音無、和田竜)

3-5 ストロングタイタン 58
(牡5、栗東・池江寿、川田将)

3-6 アルバート 58
(牡7、美浦・堀、藤岡康)

4-7 パフォーマプロミス 58
(牡6、栗東・藤原英、戸崎圭)

4-8 ダンビュライト 58
(牡4、栗東・音無、武豊)

5-9 サトノクラウン 58
(牡6、美浦・堀、石橋脩)

5-10 ヴィブロス 56
(牝5、栗東・友道、福永祐)

6-11 サイモンラムセス 58
(牡8、栗東・梅田智、小牧太)

6-12 タツゴウゲキ 58
(牡6、栗東・鮫島、秋山真)

7-13 ワーザー 58
(セ7、香港・J.ムーア、H.ボウマン)

7-14 スマートレイアー 56
(牝8、栗東・大久龍、松山弘)

8-15 ゼーヴィント 58
(牡5、美浦・木村、池添謙)

8-16 キセキ 58
(牡4、栗東・角居、M.デムーロ)

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。

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