ショウナンアンセムが重馬場を苦にせず逃げ切り勝ち!…パラダイスS

ショウナンアンセム

6月24日(日)、3回東京8日目11Rでパラダイスステークス(芝1400m)が行なわれ、津村明秀騎手騎乗の2番人気・ショウナンアンセム(牡5、美浦・田中剛厩舎)が優勝。一番のスタートを切って迷うことなくハナを奪う。馬場のいいところを選びながら、他馬とはスピード感のまま直線へ。後方が伸びないというよりは、ショウナンアンセムが止まらないという状況で、そのまま先頭でゴールラインを駆け抜けた勝ちタイムは1:21.7(稍重)。

2着には2馬身半差で3番人気・ロードクエスト(牡5、美浦・小島茂厩舎)、3着にはクビ差で6番人気・アイライン(牝6、美浦・高橋裕厩舎)が続いて入線した。

勝ったショウナンアンセムの近親には10年函館2歳S(G3)を勝利したマジカルポケット、オープンクラスまで勝ち上がったコウユーキズナなどがいる。馬主は有限会社湘南、生産者は日高町の森永牧場。馬名の意味由来は「冠名+定番曲、応援歌」。

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1着 ショウナンアンセム(津村騎手)
「決めていたわけではないけれど、このメンバー構成ですし、ゲート次第でハナにいってもいいかと思っていました。こんな馬場も気にしないし、直線を向いたときは抜群の手応え。これならと思いましたよ。いい時に乗せてもらいました」

2着 ロードクエスト(三浦騎手)
「ゲートでは気がのらないところがあるので、出していきましたが、1200を使った効果で流れに乗りやすかったですね。ラストもしっかり脚をつかってくれました」

3着 アイライン(北村宏騎手)
「一発あるかと狙っていました。前回は馬群に入るのを怖がっていたところもあったので、スペースを選んでいきましたが、よく伸びてくれました。2着馬を交わせると思っただけに、あと一歩でした」

4着 トウショウドラフタ(田中勝騎手)
「前半で流れに乗れないですね。噛んでくるかと思ったら、そういうところもありませんから。ジリジリとは伸びているけど、もう一つピリっとしないですね」

5着 タガノブルグ(柴田大騎手)
「最後は自らブレーキをかける状態。能力はあるのですが、乗り難しいですね」

6着 ミッキージョイ(横山典騎手)
「いい時の走りではなかったですね」

9着 スターオブペルシャ(内田博騎手)
「相手はショウナンアンセムだと思っていたし、マークしていったけれど、4コーナーでは2着馬にサッと行かれてしまったし、ミスステップするようなところもありました。力を出しきれず、申し訳ないです」

(藤沢和雄調教師)
「つまずいてしまったし、落鉄もありましたね。もともと気難しいところのある馬で、前走も2走前はブリンカーをつけていたほど。今日は気難しいところを出してしまったようです」

  • ショウナンアンセム
  • (牡5、美浦・田中剛厩舎)
  • 父:ジャングルポケット
  • 母:ヴォラドーレス
  • 母父:クロフネ
  • 通算成績:28戦6勝

ショウナンアンセム
ショウナンアンセム

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