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【関屋記念】ショウナンアンセム、プリモシーンら関東馬7頭の直前コメント一挙公開!
2018/8/8(水)
関屋記念に向けて追い切りを行うショウナンアンセム
8日、関屋記念(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。
●前走、パラダイスステークス1着のショウナンアンセム(牡5、美浦・田中剛厩舎)は、田辺裕信騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.4-52.9-38.6-12.9秒をマークした。
【田中剛調教師のコメント】
「元々背腰が強い方ではなかった馬で、これまではスタートがひと息で他馬に前に入られてしまってチグハグな競馬になることがありましたが、競馬を使いながら力を付けてスタートをしっかり出られるようになって、馬の気分に合わせた競馬をできるようになってきたことが近走の好成績に繋がっていると思います。
前走後は心身共にリフレッシュを兼ねて放牧に出しました。だいぶ気持ちのオンオフの使い分けができるようになってきています。1週前追い切りは私が乗りましたが、この馬の調整ポイントとなる4コーナーでの手前の替え方もしっかりしていました。今週は田辺騎手に乗ってもらって、キャンターで走らせた感じと4コーナーでの手前の替え方を確認してもらいました。そこで手前をスムーズに替えたら直線はしっかり追ってほしいと指示していましたが、その通りの調教内容でしたし良い感じでレースに臨めると思います。
新潟コースは東京コースと似ていますし、直線に坂がない分更に良いのではないかと考えています。初重賞なので胸を借りる立場ですが、気の強い馬なので強い相手にも気後れせずに力を発揮してくれると思っています。とにかくスタートを上手く切って、あとは馬の気持ちで走らせてもらいたいです」
●前走、NHKマイルカップ5着のプリモシーン(牝3、美浦・木村厩舎)は、北村宏司騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F50.6-36.9-12.1秒をマークした。
【木村哲也調教師のコメント】
「今週の追い切りを馬の後ろに入れてしっかりやりたいと考えていて、それに向けて1週前は土台作りとしてフットワークを大きくして走れるように調整してきました。そうして1週前追い切り、週末の調整と段階を踏んできたことが今週の追い切りに繋がったと思います。馬の後ろに入れて終いはしっかり加速してほしい、というイメージ通りの調整ができました。我々厩舎サイドとジョッキーの意思が一致した追い切りができたと思います。
桜花賞、NHKマイルカップと流れに乗れない競馬が続きましたが、この中間は馬に落ち着きが出てきましたし5月頃と比べて良い意味で馬が変わってきました。遅生まれの馬は肉体面の変化が見られるのがこのくらいの時期になることが多いですけど、この馬も見た目に大きくなっていますしそういう変化が見られるのは喜ばしいです。もちろん今回も勝ちたい気持ちで臨みますが、相手関係など相対的なことは自分でコントロールできませんし、この馬の競走生活を点ではなく線で考えるとここで次に繋がるような走りができればと思っています」
●前走、米子ステークス7着のチェッキーノ(牝5、美浦・藤沢和厩舎)は、杉原誠人騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F53.5-39.6-13.2秒をマークした。
【杉原誠人騎手のコメント】
「脚元の問題で長く休んでいましたし、前走の前はトラックコースでの追い切りを積めませんでしたからね。その影響もあって少し絞り切れない感じでしたが、今回はしっかりトラックコースでやれています。今週の追い切りも楽に動けていましたし、ゴール後も負荷をかけることができて前走のときよりも良い感じです。1番良い頃に比べればもう少しピリッとしてほしいところもあって良化途上ではありますが、体も少し締まってきましたしやれそうなレベルまできていると思います。実績は上位ですし、この馬の力を信じて乗るだけです。何とか復活させてあげられるようにレースまでもっていきたいです」
●前走、パラダイスステークス9着のスターオブペルシャ(セ5、美浦・藤沢和厩舎)は、木幡育也騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F53.0-39.3-13.4秒をマークした。
【藤沢和雄調教師のコメント】
「今週の追い切りは、併せ馬の予定が少しかかってしまって見た目には単走のようになりましたが、特に問題はありませんし大丈夫です。前走は不本意な結果に終わりましたが、難しいところのある馬ですしアテにならないところがありますからね。新潟マイルは2走前に勝っていますし、平坦コースは得意なタイプなので期待したいです」
●前走、エプソムカップ6着のベルキャニオン(牡7、美浦・堀厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F54.7-39.8-13.1秒をマークした。
【森助手のコメント】
「先週しっかりやっているので、今週は単走でサラッとやりました。帰厩後も順調ですし、前走くらいの状態で出走できると思います。前走は距離も1ハロン長い感じでしたし、道悪が得意でないこともあってラストは止まってしまいましたが、大崩れはしていません。年齢的な衰えもありませんし、今回も流れひとつで好勝負になると思っています。新潟コースは初めてですが、コース形態としては中京と似ていますし力を発揮できると思います」
●前走、新潟大賞典14着のロッカフラベイビー(牝6、美浦・鹿戸雄厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F70.3-54.6-40.1-13.4秒をマークした。
【鹿戸雄一調教師のコメント】
「前走後はひと息入れて立て直して、良い感じで帰厩しました。今週の追い切りでブリンカーを着けましたが、レースでも着けようかと考えています。最近は長いところで使って後手を踏んで良い競馬ができていませんし、今回はブリンカーを着けて積極的な競馬をしてもらおうかと思っています。いつもスローペースの後ろで競馬に参加していませんでしたし、ブリンカーがきけばもう少し頑張れるのではないかと思っています。マイルは最近使っていませんが、実績はありますし距離短縮が良い方に出ればと思います」
●前走、湘南ステークス2着のチャンピオンルパン(牡7、美浦・勢司厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F54.9-39.4-25.5-12.3秒をマークした。
【勢司和浩調教師のコメント】
「前走後は放牧に出して、早めに帰厩して調整を進めてきました。中間もしっかりやってきて今週の追い切りの動きも良かったですし、体はできていると思います。最近はシュッと切れるというよりジワジワと伸びる感じなので脚質的に長い直線のコースは合うと思いますし、新潟にそれなりの実績もあるように展開とコース形態も合うと思います。そうは言ってもオープン馬とは違うのでそこまで強気にはなれませんが、今は状態が良いですし展開が向いてどこまでやれるかという気持ちです」
関屋記念に向けて追い切りを行うプリモシーン
関屋記念に向けて追い切りを行うチェッキーノ(左)
関屋記念に向けて追い切りを行うスターオブペルシャ
関屋記念に向けて追い切りを行うベルキャニオン
関屋記念に向けて追い切りを行うロッカフラベイビー
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