【札幌2歳S】6番人気ニシノデイジーが人気馬降し重賞初勝利!ナイママは惜しくも2着

ニシノデイジー

9月1日(土)、2回札幌5日目11Rで第53回札幌2歳ステークス(G3)(芝1800m)が行なわれ、勝浦正樹騎手騎乗の6番人気・ニシノデイジー(牡2、美浦・高木登厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:50.1(良)。

2着にはクビ差で4番人気・ナイママ(牡2、北海道・田部厩舎)、3着にはクビ差で1番人気・クラージュゲリエ(牡2、栗東・池江寿厩舎)が続いて入線した。

勝ったニシノデイジー3代母が1992年の桜花賞など重賞6勝のニシノフラワーで、母も祖母も「ニシノ」の馬というオーナーゆかりの血統馬。新馬戦はラブミーファインの2着に敗れていたが、前走の未勝利戦を順当に勝利。デビューから3戦続けて芝1800m戦に使われ、低評価ながら重賞を制した。馬主は西山茂行氏、生産者は浦河町の谷川牧場

ホッカイドウ競馬所属のナイママもクビ差2着で惜しくも2003年以来となる道営所属馬の札幌2歳ステークス制覇ならず。しかし、芝初挑戦のコスモス賞でもJRA所属の人気馬を降しており、距離延長、大外枠の条件克服し、惜しい競馬をみせた。なお、ナイママの母もニシノマドカで「ニシノ」の冠名の産駒たちのワンツーとなった。

1番人気のクラージュゲリエも道中の手応えは悪かったが、外を回りながらしぶとく浮上。ブライトエンブレムときょうだい勝利の懸かった2番人気のウィクトーリアは中団から進めるも、最後のひと押しを欠いて7着に終わっている。

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1着 ニシノデイジー(勝浦騎手)
「強かったですね。本当によく頑張ってくれました。まだ幼いところがありますし、まだまだこれから良くなりそうです。それでいてこの勝ち方ですからね。勝負どころまで良い手応えで来られました。レース前はどういう競馬をしようか特に考えていませんでしたが、馬が上手に競馬をしてくれました」

2着 ナイママ(五十嵐冬騎手)
「外枠でしたが1、2コーナーは内めを回れました。道中はウィクトーリアをマークしながら進みました。向正面で被せる形で上手くいきましたが、結果的に動くのが早かったかもしれません。もう少しガマンすれば良かったかと思います」

3着 クラージュゲリエ(M.デムーロ騎手)
「レース前はテンションが高かったですけど、スタートしたら落ち着いていました。向正面で気を抜くところがあってムチを入れたり、コーナーを曲がり切れないところもありました。直線でも伸び切れない感じでした。まだ子供っぽいところがありますが、能力はあるのでその辺りが成長してくれば良いと思います」

4着 エメラルファイト(石川騎手)
「出遅れましたが、結果的に前が潰れる流れだったので、それは良かったかと思います。外から人気馬が動いたのでそれについていこうと思いましたが、外を回らされる展開になりました。それでもラストは良い脚を使っています。1800は小回りならこなせるという感じでしたが、本質的にはマイルまでのタイプかと思います」

5着 アフランシール(岩田騎手)
「2走目で気が入っていて、ずっとハミを噛んでいました。その分、終いが切れませんでした。その点が解消してくれば、終いに良い脚を使えると思います」

6着 クリスタルバローズ(藤岡康騎手)
「前に壁を作れずハミを噛んでいましたし、外を回される形になりました。それを考えればよく頑張っていると思います。まだ若さがありますが、力がありますよ」

7着 ウィクトーリア(田辺騎手)
「逃げなくてもしっかり競馬ができていました。途中でレースが動いたときに脚を使った分、最後にひと脚使えませんでした。まだキャリアが浅いですし、これから経験を積めば良いと思います。現状ではパンパンの良馬場が良さそうです」

8着 ラブミーファイン(池添騎手)
「好位で競馬をするのは予定通りでした。良い位置で運べましたが、4コーナーで一気に交わされて、自分のタイミングで動けなかったことが痛かったです」

  • ニシノデイジー
  • (牡2、美浦・高木登厩舎)
  • 父:ハービンジャー
  • 母:ニシノヒナギク
  • 母父:アグネスタキオン
  • 通算成績:3戦2勝

ニシノデイジー
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