【阪神JF】反撃態勢整った!栗田徹師「強いグレイシアを見せたい」

グレイシア

阪神JFへ向けて調整されるグレイシア

5日、阪神JF(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、アルテミスステークス11着のグレイシア(牝2、美浦・栗田徹厩舎)は、田辺裕信騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F66.8-52.0-38.3-12.7秒をマークした。

【栗田徹調教師のコメント】
「前走は1番人気に支持されたのに結果を出せずに申し訳ありませんでした。レース前にジョッキーは馬群の中で競馬をしたいと話していましたが、返し馬でイレ込んでいましたし馬群の中でも力んでいるように見えた分最後は苦しくなってしまいました。後ろの馬が差してきましたし、展開もこの馬には厳しかったかと思います。気持ちがすぐに入りやすいところがこの馬の良い面であり悪い面ですが、前走では悪い面が出てしまったのでこの中間はその辺りが改善ポイントになります。前走後はノーザンファーム天栄に放牧に出してハミ受けなどを調整してもらって、帰厩後も我慢がきくような調整を主体に進めてきました。

最終追い切りも1週前同様に、馬の後ろで我慢をさせるような形でやりました。前走時より落ち着きがありましたし、我慢ができているなかで弾むようなフットワークで走れていて力を出せる状態だと思います。馬体重はそれほど変わっていませんが、見た目にはボリュームが出てきた感じがします。新潟で新馬勝ちしていますし、前走も初めての東京で厩舎での雰囲気は良かったので輸送の環境変化も克服できると思います。気持ちの強さと心肺能力の高さが武器ですし、気持ちの強さが弱点になることもありますがこの中間で修正してきたつもりなので良い面が出てくれると思います。先週の阪神の時計も速いですしこのコース条件ではまた厳しい展開になるかと思いますが、体調をしっかり管理してきたつもりですし強いグレイシアを見せたいと思っています」