橋本元騎手からのメッセージ

トピックス

24日の函館競馬場12Rでカンファーエルフに騎乗し落馬した塚田祥雄騎手が脳挫傷と診断された。
同騎手は落馬後、意識不明の状態で函館市内の病院に搬送され、開頭手術を受けた。
現在は集中治療室で経過を観察中。

※競馬ラボに兄弟子である橋本広喜元騎手(現伊藤圭三厩舎助手)よりメッセージをいただきましたのでご紹介致します。

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

【橋本広喜元騎手からのメッセージ】

昨日、日帰りにて、お見舞いに行ってきたところです。
可愛い弟弟子なので、面会は出来ないのは知っていましたが、美浦組の心配している人達の『パワー』を運んだつもりです。

容体は脳挫傷で手術は成功しましたが意識は無く、一週間の低温治療にて意識が回復するのを待つ感じになります。
自分も三度ほど落馬にて意識を無くした事がありますが、なんとか現実の世界に戻る事が出来ました。

騎手を目指した頃から『親の死に目には会えない』や『命懸けの仕事』とは自覚して騎乗していました。

塚田の両親には何て声をかけたらよいのかわからぬまま『焦らず、ゆっくりで良いので、祥雄のクールスマイルを待っていますから…』と伝えて帰って来ました。

本当に怖い仕事です。

表では『スター!』
でも一瞬にて人生が左右される怖い家業でもあります。

毎日、塚田の携帯に何気なく『おはよ祥雄!今日は休み明けだから馬達が元気いっぱいだよ!』などとメールを入れています。
あと仲間内にて『千羽鶴』を魂を込めて作成しています。

競馬ファンの皆様も『お祈り』していて下さい!