【安田記念】帰国初戦アーモンドアイ、ステルヴィオら関東馬5頭の1週前追い切りコメント

アーモンドアイ

ドバイ遠征からの帰国初戦を迎えるアーモンドアイ

■日曜東京11レース・安田記念(G1)1週前情報

【5/22追い切り】

アーモンドアイ(牝4、美浦・国枝厩舎)・前走=ドバイターフ1着
C.ルメール騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F83.7-67.4-52.5-38.8-12.7秒をマーク。

【国枝栄調教師のコメント】
「海外遠征の疲れを心配していましたが、杞憂でした。カイバも食べていますし、精神的にドッシリしていて変わり身が早いところが良いですね。暖かい時期の方が良いですし、1週前追い切りも馬場が悪いことも関係なく予定通りにやれました。来週の最終追い切りもルメール騎手が乗る予定です」

【C.ルメール騎手のコメント】
「1週前追い切りは手応えがとても良かったですし、馬が自分から進んでいってフットワークも問題ありませんでした。帰国後も馬は変わりありませんし、疲れを見せていません。この馬のベストの距離は強いて言えば2000くらいかと思っていましたが、ドバイでは1800でスピードを発揮してくれました。

桜花賞もメッチャ強かったので、マイルもノープロブレムです。ダノンプレミアムなど強い馬もいますが、アーモンドアイはパーフェクトなので問題ありません」

ステルヴィオ

マイルG1連覇を狙うステルヴィオ

ステルヴィオ(牡4、美浦・木村厩舎)・前走=大阪杯14着
助手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F83.7-69.3-54.1-39.9-13.1秒をマーク。

【木村哲也調教師のコメント】
「前走は馬体重の減り方を考えると、レースへの持っていき方が上手くいかなかったと認めざるを得ませんし、テンションなどを考えても本来の実力を発揮できる状態ではありませんでした。ジョッキーにも申し訳なかったと思います。どうしても前走の固定観念で馬を見てしまいますが、放牧から帰厩後のフットワークの質が良かったですし、良い意味でイメージを裏切られました。

5月19日の坂路の動きが良かったですし、改めて凄いだと思いました。1週前追い切りは言葉にすると相反していますが、冷静に立ち回ってアグレッシブに動けるかというテーマでやりました。ゴール前の動きも前走のときよりも良かったと思います。2歳の早い時期から使ってきて、これまで脚元の不安が皆無です。後ろ脚を上手に使って走れるバランスの良さがコンスタントに健康を保てている一因だと思います」

サクラアンプルール

初のマイル戦に挑むサクラアンプルール

【5/23追い切り】

サクラアンプルール(牡8、美浦・金成厩舎)・前走=日経賞3着
横山典弘騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F84.6-68.2-52.9-38.7-12.0秒をマーク。

【金成貴史調教師のコメント】
「前走後もいつもと同じように在厩調整で進めてきました。1週前追い切りで結構負荷をかけるいつものパターンで、力のいるウッドで追走して最後に追いつくという形で良い負荷をかけられたと思います。最終追い切りもジョッキーに乗ってもらう予定です。何年も前からマイルで使ってみたいと思っていましたが、ある程度長い距離で結果を出していましたし、なかなか踏み切れませんでした。

前走後に目黒記念か安田記念か考えたときに、東京2500というイメージではありませんでしたし、同じ東京コースで1週違いということでここでマイルを試してみようかと思って安田記念を使うことにしました。スタートが良いですし、器用なタイプなので距離は幅広く対応できるかと思っています。今回は強い相手が揃いますし、そのなかでどれだけやれるかですね。できれば雨が降って時計がかかってもらいたいです」

ロードクエスト

終い勝負で上位をうかがうロードクエスト

ロードクエスト(牡6、美浦・小島茂厩舎)・前走=京王杯スプリングカップ12着
石川裕紀人騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F51.2-37.7-12.6秒をマーク。

【小島茂之調教師のコメント】
「前走は前が詰まって、力を出し切れず終わってしまった感じでした。この中間もずっと良いコンディションを保てていますし、ここ最近のなかではダメージも少なく仕上がりは問題ありません。1週前追い切りは石川騎手に乗ってもらいましたが、良い感触を掴んでもらえたようです。今回はメンバーが揃っていますが、1頭でも多く負かすつもりで臨みたいと思っています」

【1週前追い切りなし】

アエロリット(牝5、美浦・菊沢厩舎)・前走=ヴィクトリアマイル5着

【菊沢隆徳調教師のコメント】
「前走は、時計的にも馬は全力を出して走っていると思います。今年はアメリカへ遠征もしましたし去年と比べてハードなローテーションですが、この中間もしっかりカイバを食べて体も戻ってきています。だいぶ馬が丈夫になってきましたね。今回もメンバーは強いですけど、今は厳しい競馬をしても挫けることがありませんし、ここでも楽しみはあります」