16番人気ファストアプローチがマイペースの逃走V…多摩川S

ファストアプローチ

6月8日(土)、3回東京3日目11Rで多摩川ステークス(芝1600m)が行なわれ、木幡育也騎手騎乗の16番人気・ファストアプローチ(セ4、美浦・藤沢和厩舎)が大外枠からハナを切ると、道中はマイペースに持ち込み、直線も粘り腰を見せて逃げ切った。勝ちタイムは1:33.0(良)。

2着には3/4馬身差で1番人気・サトノキングダム(牡6、美浦・国枝厩舎)、3着にはクビ差で3番人気・トライン(牡4、栗東・浜田厩舎)が続いて入線した。

勝ったファストアプローチは父が英2000ギニーを勝ったDawn approach、母ジョリージョコンド。叔母に英G1・チェヴァリーパークSを勝ったライトニングパール、叔父に香港ヴァーズ、宝塚記念を勝ったサトノクラウンがいる。17年夏にデビューすると札幌2歳Sで2着となるなど早くから素質の片鱗を見せていた。

馬主は山本英俊氏、生産者は安平町のノーザンファーム

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1着ファストアプローチ(木幡育騎手)
「最初からハナへ行くつもりでしたし、大外枠でかえってスムーズに逃げられました。馬のリズムで最後まで走れましたし、雨が降って走りやすい馬場になったことも良かったと思います。最後は後ろから来られましたが手応えがありましたし、この馬は番手よりも突かれる形の方が良いかと思いました。自分自身メインレースを勝つのが初めてなので嬉しいです。直線が長く感じました」

2着サトノキングダム(M.デムーロ騎手)
「良いレースができました。最後は久々の分と逃げ馬がヨレた分があったと思いますが、よく頑張ってくれました」

3着トライン(松山騎手)
「外枠からで厳しい形になりました。内枠からで馬の後ろにスッと入れられればまた違ったと思います。逃げ馬が残る展開であれだけ詰めていますし、力は見せてくれました」

4着アシュリン(石川騎手)
「センスの良い馬ですね。テン乗りでしたが、イメージ通り先手を取って折り合いをつける競馬ができました。前が残る展開で最後は周りが切れる脚を使っていましたが、この馬も切れる脚を使っています」

5着トーセンブレス(柴田善騎手)
「馬が自分で我慢できるようになってきましたし、コントロールもきくようになって以前より良くなっています。今日は雨が降った馬場だった分頑張れましたが、もっとペースが流れてくれた方が良かったですね。それでもしっかりした形の競馬ができていますし、馬の状態が良いですよ」

  • ファストアプローチ
  • (セ4、美浦・藤沢和厩舎)
  • 父:Dawn Approach
  • 母:ジョリージョコンド
  • 母父:Marju
  • 通算成績:13戦3勝

ファストアプローチ
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