【七夕賞】ミッキースワロー菊沢「仕掛けのタイミング含め自分次第」

ミッキースワロー

軽快な動きを披露したミッキースワロー

3日、七夕賞(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、エプソムC10着のミッキースワロー(牡5、美浦・菊沢厩舎)は、菊沢一樹騎手を背に南ポリトラックコースで追われ、5F67.0-51.8-38.2-12.1秒をマークした。

【菊沢一樹騎手のコメント】
「最終追い切りは、前に2頭目標を置いて単走で息を整える程度の内容でやりましたが、動きは良かったです。一昨年のいわき特別のとき以来、久々に乗りましたが、その頃と比べて馬が良くなっていました。レースでは馬の力を信じて乗るだけです。結果に関しては、仕掛けのタイミングなども含めて自分次第になると思っています。せっかくまた乗せてもらえるチャンスをいただいたので、頑張ります」

アウトライアーズ

息はいい感じというアウトライアーズ

●前走、新潟大賞典14着のアウトライアーズ(牡5、美浦・小島茂厩舎)は、小島茂之調教師を背に坂路コースで追われ、4F52.4-38.9-25.8-13.2秒をマークした。

【小島茂之調教師のコメント】
「1週前追い切りで野中騎手が乗ったときも、喉が気になると話していましたが、今週もそういう面が少し見られました。この馬のこれまでの傾向から、重いときは今回のような症状が見られてスッキリ仕上がったときには喉は鳴らないので、現状では少し重いのかもしれません。ただ肉体面のコンディションは悪くありませんし、息も良い感じです。コース条件は向いていると思いますし、仕掛けが早めになってもいいのでマクるような形で競馬をしてもらいたいと思っています」

エンジニア

雨で時計が掛かってほしいエンジニア

●前走、メイS7着のエンジニア(牡6、美浦・牧厩舎)は、津村明秀騎手を背に坂路コースで追われ、4F51.3-37.1-24.2-12.2秒をマークした。

【津村明秀騎手のコメント】
「最終追い切りは、時計をしっかり出してほしいという指示を受けていたので終いはしっかりやりました。動きは悪くなかったですよ。歩いているときとキャンターのときの雰囲気が違いますし、オンオフがきくタイプなのかもしれませんね。雨で時計がかかる馬場になっても問題ないと思います」

クレッシェンドラヴ

休み明けも動きいいクレッシェンドラヴ(右)

●前走、福島民報杯2着のクレッシェンドラヴ(牡5、美浦・林厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F51.5-37.9-25.2-13.0秒をマークした。

【林徹調教師のコメント】
「1週前追い切りに続いて最終追い切りも動きが良かったですし、特に心配はないと思います。以前は2500くらいのレースを使っていましたが、2000前後を使うようになってからは成績が安定してきました。気難しいところのある馬ですが、牧場である程度調整を進めてもらってトレセンにきてから3本時計を出して、2回くらいレースを使ってまた放牧に出すというパターンが確立したことも良かったと思います。

上手に仕上げてくださる牧場サイドのおかげですし、内田さんが続けて乗ってくださっていることも大きいです。今回も同じようなローテーションでの出走になりますし、引き続き内田さんに乗ってもらえますからね。メンバーは強くなりますが、良い競馬ができると思いますし楽しみです」

ソールインパクト

中間も状態安定のソールインパクト

●前走、目黒記念3着のソールインパクト(牡7、美浦・戸田厩舎)は、大野拓弥騎手を背に南ポリトラックコースで追われ、5F68.1-53.1-39.0-11.9秒をマークした。

【斉藤助手のコメント】
「最終追い切りはジョッキーに乗ってもらいましたが、反応も良さそうでしたし特に問題はないでしょう。この中間も良い意味で変わりなくきていますし、ここのところ状態が安定しています。元々相手なりに走れるタイプですしハンデも手頃なので、今回もキッチリ力を出してくれると思っています」

ベルキャニオン

まだ物足りなさがあるというベルキャニオン

●前走、メイS12着のベルキャニオン(牡8、美浦・堀厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F52.9-38.2-25.1-12.9秒をマークした。

【森助手のコメント】
「先週の巴賞も視野に入れながら調整してきてそこは使えませんでしたが、その後も順調にきています。前走と比べて状態は上向いていますが、本当に良い頃と比べるとまだ物足りなさがあります。今回は久々に距離2000に延びますし前走でかかるところがあったので、福島の4回コーナーを回る形態で上手く息を入れられればと思います。道悪は得意ではないので、できるだけ良馬場でやらせてあげたいですね」

ロシュフォール

及第点の動きを見せたロシュフォール

●前走、新潟大賞典3着のロシュフォール(牡4、美浦・木村厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F51.6-38.2-25.3-12.7秒をマークした。

【木村哲也調教師のコメント】
「最終追い切りは、前半は少し速かったですけど最後まで走り切っていましたし、馬場状態を考えれば及第点の追い切り内容でした。普段の調教はこの馬にとっては楽なようで平気な顔をしているので、普段から時計を速くして修正していますが、1週前辺りから馬がプレッシャーを感じてきているようですし効果はあると思います。

福島コースは小回りですし、1コーナーの入りでどのようなポジションにいるかがカギになると思っています。立ち回りひとつでチャンスがある、それくらいの力はある馬です」