【札幌2歳S】ダーリントンホール&ゴルコンダ強力2頭出しの木村厩舎に注目!

札幌

芝コースで併せ馬を行うダーリントンホール(左)、ゴルコンダ(右)

28日、札幌2歳S(G3)の追い切りが札幌競馬場で行われた。

●前走、2歳新馬1着のダーリントンホール(牡2、美浦・木村厩舎)は、助手を背に札幌競馬場芝コースで追われ、5F67.0-51.7-37.7-12.0をマークした。

【阿部助手のコメント】
「前走は池添騎手が先々に向けて、競馬を教えるように上手に乗ってくれました。馬群のなかでしっかり折り合いをつけられましたし、3、4コーナーで前の馬を交わしていくときも自分から進んでいったように良い競馬センスがありますね。中間は短期放牧に出して、帰厩後もテンションが上がることなく落ち着いて調教できています。元々調教の動きが良いタイプですし、1週前追い切りも問題ありませんでした。

最終追い切りは思っていた通りの時計で走れましたし、1回競馬を使って反応が良くなっています。前の馬に取りついていくときの脚も良くなっていますね。力のいる馬場も問題ありませんし、雨が降っても大丈夫です。普段の折り合いは大丈夫ですが、競馬に行くと調教のときとは違いますし折り合いがどうかという心配はあります。ただ恐らく大丈夫だろうと思っています」

●前走、2歳未勝利1着のゴルコンダ(牡2、美浦・木村厩舎)は、助手を背に札幌競馬場芝コースで追われ、5F67.4-52.1-38.0-12.0をマークした。

【阿部助手のコメント】
「前走は4コーナーで他馬が突いてくれましたし、最後はその馬の脚色が鈍る形になって展開が向きましたが、最後は突き放したように力がありますね。コーナーを4回回るコース形態で、持ち味を生かせました。前走後は短期放牧を挟んで良い意味で変わりなくきていますし、テンションが上がることもありません。 1週前追い切りではもうひとつという感じでしたが、最終追い切りを見るとだいぶ動けるようになってきたと思います。体が絞れてきましたし、前2走同様に良い状態です。前走は最内枠でスタートが良かったのでハナに行く形になりましたが、どういう競馬でもできそうです」

●前走、2歳新馬1着のアールクインダム(牝2、美浦・伊藤大厩舎)は、横山武史騎手を背に札幌競馬場芝コースで追われ、4F52.9-38.3-12.3をマークした。

【平野助手のコメント】
「最終追い切りはそれほど目立つ時計ではありませんが、コンスタントに乗ってきていますし良い意味で馬がピリッとしています。競馬を使って上積みがあります。初戦は二の脚の速さでハナに行く形になりましたが、特に癖のある馬ではありませんしハナにこだわらなくても大丈夫だと思います。今回は重賞で強い馬が揃っていますし、そのなかでどれだけやれるかですね」

札幌

芝コースで柴山騎手を背に追い切られたエイリアス

前走、2歳新馬1着のエイリアス(牡2、栗東・浅見厩舎)は、柴山雄一騎手を背に札幌競馬場芝コースで追われ、5F70.2-53.4-38.0-12.0をマークした。

【柴山雄一騎手のコメント】
「最終追い切りは落ち着いて走れていましたし、しっかり反応もしてくれて良い内容でした。折り合いがつくタイプなので、距離も問題ありません。今回は重賞で相手が強いですけど、この馬もまだ成長段階ですし奥深さがありますからね。新馬戦のときも思っていた以上のパフォーマンスを見せてくれましたし、今後も含めて楽しみです」

札幌

江田照男騎手が騎乗して追い切ったカップッチョ

●前走、2歳未勝利1着のカップッチョ(牡2、美浦・高市厩舎)は、江田照男騎手を背に札幌競馬場芝コースで追われ、5F66.1-50.7-37.0-11.7をマークした。

【江田照男騎手のコメント】
「最終追い切りの動きも良かったですし、この感じなら洋芝も大丈夫だと思います。重賞でメンバーが揃っていますが、この馬は距離はこなせる感じですしどこまでやれるか楽しみです」

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ダートコースで併せ馬を敢行したコスモインペリウム(左)

●前走、コスモス賞4着のコスモインペリウム(牡2、美浦・和田雄厩舎)は、丹内祐次騎手を背に札幌競馬場ダートコースで追われ、5F68.5-52.6-38.5-11.7をマークした。

【丹内祐次騎手のコメント】
「函館にいた頃は大人しかったですけど、前走のときも少しウルさかったですし札幌にきてからちょっとテンションが高いですね。最終追い切りの動き自体は良かったです。馬場が悪くなってくれるのは歓迎です」

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最少追い切りは松岡騎手が跨ったコンドゥクシオン

●前走、2歳新馬1着のコンドゥクシオン(牡2、美浦・中舘厩舎)は、松岡正海騎手を背に札幌競馬場芝コースで追われ、5F67.2-51.4-37.3-12.3をマークした。

【佐々木厩務員のコメント】
「デビュー前から緩さがありましたが、前走は思っていたよりスタートをポンと出てくれてそのまま前につける形の競馬をしてくれました。福島のグチャグチャの馬場も向いたかと思います。前走後はノーザンファーム天栄に放牧に出して、その後は函館に移動しました。函館でもやってきていましたし、最終追い切りは調整程度でしたが十分な動きだったと思います。年齢的に成長して少し大きくなりましたが、変わらず順調にきています。

カーッとなるときもありますが、普段からオットリしていますし競馬を使った後もテンションは変わっていません。あの馬場で勝ちましたし、パワータイプという感じもします。力のいる洋芝も合うのではないかと思っています」