【有馬記念】牝馬は大苦戦!アーモンドアイ&リスグラシューを待ち受ける『壁』とは

コックスプレート

今年の有馬記念(G1)はアーモンドアイ、リスグラシューの牝馬2頭に注目が集まる。ただ、天皇賞・秋やジャパンカップに比べると牝馬の成績が良いとは言えない。

近5年で牝馬の成績は【1.1.0.14】で勝率6.3%、複勝率12.5%。のべ16頭の中で上位3番人気に推された馬はいないとはいえ、苦戦を強いられている。

有馬記念が行われる中山芝2500mはコーナーが6回あり、直線の上り坂を2回超えなければならない。直線が長くて上がりの速い東京よりもパワーが要求されてくる条件では、牝馬に分が悪くなる。

牝馬の成績が良くない中、好走した2頭には共通点がある。

14年1着 ジェンティルドンナ(4人気)→④番枠
17年2着 クイーンズリング (8人気)→③番枠

ともに内枠からロスなく立ち回って脚を溜め、直線で切れ味を生かす競馬を見せた。着外に敗れた牝馬たちは外枠に入ったケースが多い。アーモンドアイリスグラシューは好枠を引けるかどうかも大きなカギになりそうだ。