【フェブラリーS】6歳以上のベテランが毎年激走!今年も一発狙う末脚自慢がいるゾ

キングズガード

【キングズガード陣営独占インタビュー】

-:フェブラリーステークス(G1、ダ1600m)に出走するキングズガード(牡9、栗東・寺島厩舎)について、佐藤悠太調教助手にお聞きします。最近は1800m以上の距離に挑戦していますが、レースぶりはいかがですか?

佐藤悠太調教助手:以前はレースの前半で力むところがあったのですが、年齢を重ねたことで少しズブさも出てきました。噛み方が以前乗ってくれていた藤岡佑介騎手も上手く乗ってくれていましたが、近走で乗ってくれている秋山真一郎騎手も力ませずに上手く乗ってくれていると思います。

-:チャンピオンズCも上がり1位の末脚で5着まで追い込んできました。

佐:チャンピオンズCは1コーナーの入りまでの(ハミの)噛み方がキツくて、上手に騙し騙し運んでくれましたし、最後のコーナリングもスムーズ。折り合いもしっかりつけてくれた競馬でしたね。前走の東海Sはスタートしてすぐにポジション争いが決まってしまいましたし、やっぱり出していくと、他と同じ脚になってしまう。ひと息入ってのレースでしたし、次に繋がる内容だったと思います。ジョッキーもそう感じてくれたようです。

キングズガード

-:課題だった左回りの走りはいかがですか?

佐:以前よりはマシになりましたが、まだ左回りではモタれるところがありますね。それは普段の調教でも感じますし、一時は矯正しようとしたことがありましたが、この馬の本来の走りなのでしょうね。

-:歳を重ねるにつれてレースぶりが安定してきています。

佐:9歳になりますが、筋肉の質はすごく柔らかい馬ですね。以前の厩舎時代から担当の方が上手く馬と対話してやってきた馬。許すところは許して、ダメなダメとしっかり教え込んできました。コーナーは少ない方が競馬はしやすいタイプでしょうし、1600mになることでスムーズな競馬はできそうです。あとは展開の助けがあればいいですね。