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【関屋記念】展開向くぞ!『絶好ポジション』から突き抜ける馬は?
2020/8/15(土)
昨年上がり3F32.2の豪脚を繰り出し勝ったミッキーグローリー
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週は関屋記念(G3、新潟芝1600m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
<1>前に行きたい馬が殺到
<2>馬群バラけて差し勝負
このメンバーでハナを奪うのは、ヴィクトリアマイルでも逃げるほどのスピードがある⑱トロワゼトワルでしょう。
この他にも⑨ハーレムラインや⑩ミラアイトーン、⑭プロディガルサンなど前々で運びたいタイプが揃いました。ペースは平均~ハイペースになると見ています。
「前が速くなりそうなら控えればいいのに……」と思うファンの方もいるでしょうが、溜めが利かない馬、馬込みで我慢できない馬は前に行って粘るしかありません。無理に下げて馬とケンカするよりも気分良く走らせる方がプラスに働きます。
<向正面>
↑⑱
↑
↑⑨⑩⑭
↑
↑④⑥⑦⑪
↑
↑①③⑧⑯
↑⑫⑰
↑
↑②⑤⑬⑮
新潟の外回りコースは、最後の直線が長いとはいえ平坦なので前も簡単には止まりません。後続勢もしっかり追走していく必要があります。
先行集団を見ながら運ぶ①プリモシーン、③アンドラステ、⑧ミッキーブリランテ辺りが中団に続きます。
実績最上位の①プリモシーンは、久々に福永騎手へ乗り替わり。スタートが上手でポジション取りの不安も少ない騎手ですから、ここ数戦よりも前で運ぶのではないでしょうか。
<直線半ば>
↑ ⑱
↑ ⑩⑭
↑
↑ ⑥ ⑪
↑
↑ ①③ ⑯
↑ ⑧
新潟は先週不良馬場で行われ、今週も雨予報が出ています。少しでも馬場の良いところを走ろうと各馬が外目の進路を取ることになりそうです。
小回りコースとは違い、上がり3ハロンの全てが直線というコースですから、余裕を持って追い出せることが望ましいです。早くから騎手の手が動いているようだと、そこからさらに粘るというのは難しいです。
⑯グルーヴィットは、1200mの高松宮記念、1400mの京王杯SCを使ってスピードを養ってきました。本来の主戦場であるマイル戦のココを目標に逆算してきたのではないでしょうか?追走が楽になる今回は、外枠からマイペースに運んで上位争いに加わってきそうです。
<ゴール前>
↑ ①
↑
↑ ⑥ ③ ⑯
↑ ⑧
前が速くなる展開であれば、差し馬にチャンスが回ってきます。その中でもG1級の決め手を持っている①プリモシーンが最有力です。馬群はバラけるでしょうし、この馬ならどこでも余裕を持って割ってこれるでしょう。今回想定している位置取りであれば差し損ねることも考えづらいです。
今回の展開を見越して、いつもより控える競馬になりそうな⑥アストラエンブレムは面白い1頭です。新潟は、久々の勝利となった前走を含めて3勝、新潟記念でも2着と得意にしている舞台。追い切りの動きも良く、夏になって状態を上げてきました。大駆けがあっても驚けませんよ。
本命候補:①プリモシーン
穴馬候補:⑥アストラエンブレム
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