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【2歳馬情報】兄はあのG1馬!動き目立つ良血馬がデビュー!
2020/9/28(月)
いよいよ今週から秋のG1シリーズがスタートするなど、ますます盛り上がりを見せる秋競馬。今週は関東からG1馬の弟がデビュー予定。厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
♦10月3日
●中山芝1600m(牝馬限定)
グランパラディーゾ(牝、ルーラーシップ×ラルケット、美浦・木村厩舎)
半兄ステルヴィオ(マイルCS勝ち馬)、全兄ヒシゲッコウ(現3勝)。夏場にゲート試験をパスして再入厩。「気の強さが目立つが、動きやフットワークは良く、さすがは良血」とは美浦の記者の話。長めから負荷をかけて息は整っている。鞍上は池添騎手。
ヴァシリエフスキー(牝、ミッキーアイル×マトリョーシカ、美浦・武藤厩舎)
母は3勝、近親クラージュゲリエ(京都2歳S勝ち馬)、プロフェット(京成杯勝ち馬)。9月26日の中山マイル戦を除外になり、こちらへ回る。速めの時計が少なかったので、1週多く乗り込めたことはプラス材料と見たい。
サンフィニティ(牝、ルーラーシップ×イントロダクション、美浦・鈴木伸厩舎)
母は3勝、おじはオープン馬のケンベストカフェ、ラヴィアンクレール(ともに5勝)。調教時計は目立たないが、目一杯に追っているわけでは無いので、まだまだ変わり身の余地はある。鞍上は横山武騎手。
アルジェントステラ(牝、モーリス×アルギュロス、美浦・和田正厩舎)
おじのシルバーステート(5戦4勝)、ヘンリーバローズ(2戦1勝)は、無事なら大活躍が期待された素質馬。1週前調教は重い馬場の中、水準レベルの時計を出している。鞍上は田辺騎手。
ノワールドゥジェ(牝、ハーツクライ×プチノワール、美浦・宮田厩舎)
半姉ローブティサージュ(阪神JF勝ち馬)、ブランノワール(現4勝)。9月26日の中山マイル戦を除外になり、ここか翌日の芝千八戦にまわる予定。既にウッドで水準の時計は出しており、1週デビューが延びて更に仕上がりは進むはずだ。
ラヴィズミニオン(牝、ロードカナロア×グローリアスデイズ、美浦・武井厩舎)
母はG2で2着2回。9月20日の牝馬限定マイル戦を除外になり、ここへ回る予定。素軽くていかにも芝で弾けそうな小気味いいフットワーク。母系から中距離までこなせそうだ。鞍上は三浦騎手。
●中山ダート1200m
コートリーアスペン(牡、マクフィ×アスペンアベニュー、美浦・栗田厩舎)
半兄エルリストン(3勝)、おじにアップドラフト(京成杯AH2着)。
9月27日中山ダート1200mを除外も、もともと権利取りの意味もあったので想定内。そのため仕上げに狂いはあるまい。併せ馬で古馬3勝クラスに先着し、時計も終いに速い時計が出ている。鞍上は戸崎騎手。
コーンフィールド(牝、ジャスタウェイ×コーンドリー、美浦・宗像厩舎)
おじフェラーリピサ(交流含む重賞3勝)。ここまで抑えた調教ばかりなので速い時計は無いが、古馬1勝クラスに先着するなど動きはいいようだ。鞍上は藤田菜七子騎手。
●中京芝2000m
テンカハル(牡、キングカメハメハ×ジンジャーパンチ、栗東・矢作厩舎)
半姉ルージュバック(重賞4勝、オークス2着)、半兄ポタジェ(現3勝)。セレクトセール3億1320万円(税込)。2週前にはGⅠウイナーのダノンファラオの胸を借りて半馬身遅れ。1週前は坂路で55秒4-12秒7で、同厩の新馬に先着している。牡馬のホウオウアマゾン、カイザーノヴァ、バスラットレオン、牝馬のタウゼントシェーン、ポールネイロンと豪華メンバーが並ぶ矢作厩舎2歳勢に、また一頭、楽しみな馬が加わる。
オスタークラング(牝、ルーラーシップ×ラフォルジュルネ、栗東・松永幹厩舎)
母は4勝、母の弟アーデント(弥生賞3着)、母の妹シャルール(重賞2着2回)。2週前に比べると終いの時計を大きく詰めており、ここへ来て上昇ムードが感じられる。
カラレーション(牝、キングカメハメハ×カラフルブラッサム、栗東・松下厩舎)
母は阪神JF5着、母の兄ピイラニハイウェイ(交流重賞2勝)。調教はポリトラックで行われ、併せた新馬に大きく先着。小柄で現状パワー不足ということなので、良馬場でやりたいところ。鞍上は福永騎手。
●中京ダート1800m
フルヴォート(牡、ヘニーヒューズ×リーチコンセンサス、栗東・西村厩舎)
母は4勝。近親クロノジェネシス(宝塚記念などG1を2勝)、ノームコア(ヴィクトリマイル勝ち馬)。2週前の坂路で1F12秒1をマークし、1週前のCWでも好時計を出すなど、初戦勝ちへ向け前進している。
アリーヴォ(牡、ドゥラメンテ×エスメラルディーナ、栗東・杉山厩舎)
母は交流G2関東オークス勝ち馬。2週前の坂路では53秒4-12秒5の時計が出ており、順調に進んでいる。鞍上は北村友騎手。
♦10月4日
●中山芝1800m
レインフロムヘヴン(牡、ドゥラメンテ×レディオブヴェニス、美浦・堀厩舎)
半兄アクションスター(京成杯2着)、半姉アッフィラート(中山牝馬S3着)、ヴェネト(4勝)。調教は、2歳新馬に先着。時計も水準レベルは出ている。なおデビューが東京に伸びる可能性もある。
ヴァイスメテオール(牡、キングカメハメハ×シャトーブランシュ、美浦・木村厩舎)
母はマーメイドS勝ち馬。キングカメハメハ産駒らしく筋肉量が多く、ガッチリした馬体。一瞬の切れよりはパワーと馬力を武器にするタイプの印象で、マイルから2000mが合いそう。調教も長めから追われ、古馬2勝クラスを追走して併入と、いい動きを見せている。鞍上は福永騎手。
レッドアウレア(牡、スクリーンヒーロー×レッドマニッシュ、美浦・尾関厩舎)
母2勝。祖母スティンガー(阪神JF勝ち馬)、母の兄サトノギャラント(平地7勝、関屋記念3着)、キングスオブザサン(京成杯2着)。ウッドで5F67秒台の時計を楽に出しており初戦から期待できる。鞍上はデムーロ騎手。
メラニー(牝、ディープインパクト×ロベルタ、美浦・菊沢厩舎)
全兄フランツ(現4勝)、おじヴィクトリー(皐月賞馬)、リンカーン(重賞3勝、G1で2着3回)。時計は目立たないが、1、2週前の内容は悪くない。上は体質の弱い馬が多かったので、新馬の後も順調に使えるよう願いたい。
●中京芝1600m
テオリス(牝、モーリス×トピカⅡ、栗東・池添学厩舎)
母はG1フランス1000ギニー3着。調教はCWで古馬2勝クラスのブルスクーロを追走して併入。1Fは12秒を切るくらいで上がっており、時計面も合格だ。鞍上は北村友騎手。
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