【ファンタジーS】気をつけて!いつもと違う阪神芝1400mだから狙える穴の1頭!

今年のフィリーズレビューを勝ったエーポス

今年のフィリーズレビューを勝ったエーポス


◆ファンタジーSのポイント◆

今年のファンタジーステークス(G3、芝1400m)は、京都競馬場の改修工事により阪神競馬場で行われる。

例年の京都芝1400mは直線の長い外回りコースで、ゴール前の上り坂はない。

阪神芝1400mは直線の短い内回りで、ゴール前で上り坂が待ち受けるコース設定。昨年までと今年では、好走するために違う適性が求められる。

阪神芝1400mで行われる牝馬限定重賞といえば、桜花賞トライアルのフィリーズレビュー(G2)。このレースはとにかく『前走で1600mを走っていた馬』が激走する。

反対に『前走芝1200m組』は過去10年で1頭も馬券に絡んでおらず、今年も5頭そろって馬券外に敗れた。

▼フィリーズRの前走距離別成績(過去10年)
1200m[0-0-0-29]複勝率 0.0%
1400m[4-3-5-54]複勝率18.2%
1600m[7-6-5-54]複勝率25.0%

今年のフィリーズレビューでも当サイト内で推奨した『前走芝1600m組』が1~3着を独占。波乱を巻き起こした。

▼2020年フィリーズレビュー結果
1着 エーポス 5人気
→前走エルフィンS(京都芝1600m)4着

2着 ヤマカツマーメイド 2人気
→前走阪神ジュベナイルF(阪神芝1600m)5着

3着ナイントゥファイブ 12人気
→前走千両賞(阪神芝1600m)4着

前走芝1600mで好走した馬は王道のマイル路線を歩むため、1400m戦に参戦してくる例が少ない。必然的に前走芝1200mで着順の良かったスピード自慢が人気になり、距離が持たずにゴール前の坂で止まって波乱になるパターンが目立つ。

ファンタジーSも、キャリアの浅い若駒の牝馬限定重賞。阪神芝1400mで行われる今年は『前走より距離を短縮した馬』を狙いたい。

◆ファンタジーSの注目馬◆
ラヴケリー

今年のメンバーで数えるほどしかいない『前走より距離を短縮した馬』の1頭。前走のクローバー賞(札幌芝1500m)は、牡馬相手に道中4番手からアタマ差の2着に食い込んだ。前々走の函館2歳S(3着)は後方からの競馬になったように芝1200mでは忙しく、芝1400mの距離は歓迎。激走の可能性を秘めた伏兵候補だ。