【東京スポーツ杯2歳S】出世レース!第二のコントレイルが潜む!?

昨年の勝ち馬コントレイルは後に無敗で三冠達成

昨年の勝ち馬コントレイルは後に無敗で三冠達成


昨年は、中団からレースを進めた1番人気コントレイルが最後の直線では馬場の真ん中に持ち出され、ムーア騎手のアクションに応えて脚を伸ばし、2歳馬の芝1800日本レコードとなる1分44秒5をマークする圧勝劇でデビュー2連勝で初重賞勝ちを収めた。2歳重賞のなかでも屈指の登竜門。ここでのパフォーマンス次第で、来年のクラシック戦線でも主役級の存在になりうる。

萩ステークス2着のジュンブルースカイが出走を予定。コントロールがきくタイプのようで、今回の舞台もこなせるだろう。初戦を使って前走はマイナス2キロでの出走。今回は東京への輸送もあり、どのくらいの強度で調整されるか気になるところだ。

新馬勝ちから挑戦してくる素質馬にも注目したい。好スタートから逃げ切り勝ちを収めたタイトルホルダーは、今回も同様の作戦に出るのか。中間の調整過程や馬の特徴を掴んで見通しを立てておきたい。

ダノンザキッドは好位追走から良い瞬発力を見せて先頭に立ち、最後は流す余裕のある強い内容で勝ち上がった。昇級戦の重賞でも同じような競馬ができるか楽しみだ。ゲートがスムーズでなかったり直線でヨレたり若さを見せつつも、上がり33秒1の脚を使って勝利をあげたドゥラヴェルデも能力は高そうだ。レースを使われて、精神面の成長が見られるか確認しておきたい。

近5年で1番人気馬は2勝3着1回、2番人気馬は1勝2着3回とまずまず信頼してもいい結果を残している。連対馬には差し、追い込みタイプが多く、決め手のある馬を中心に検討しても良さそうだ。これまでのレースや追い切りでどのような瞬発力を見せていたか、チェックしておきたい。