【小倉大賞典】波乱必至!荒れるハンデ戦は手広く買うのが吉!?

昨年はカデナが差し切り復活の勝利を挙げる

昨年はカデナが差し切り復活の勝利を挙げる


昨年は、後方インを追走した4番人気カデナが4コーナーで徐々に外へ持ち出され、最後の直線では馬場の外めを鋭く伸び10番人気ドゥオーモを1馬身3/4差離してゴール。2017年弥生賞以来の勝利で、自身3つ目の重賞タイトルを手にした。また騎乗した鮫島克駿騎手にとって初の重賞制覇となった。

昨年の優勝馬カデナが今年も姿を見せる。前走の中山金杯は11着と振るわなかったが、ハンデ58キロとスローペースが影響した感が強い。昨年も中山金杯11着から巻き返しての勝利をあげていることから、前走結果を悲観する必要はないだろう。今回もレース展開がポイントになりそうだ。

前走の中日新聞杯に続いて重賞連勝を狙うボッケリーニが年明け初戦を迎える。小倉1800は昨夏の小倉日経オープンで経験済み。オープン初戦で2着としっかり対応しており、そのときより更に力を付けている今回は更に期待が持てる。明け5歳となってどれだけの成長を見せてくれるか楽しみだ。

昨年の福島記念勝ち馬バイオスパークもスタンバイ。前走の中山金杯は10着に敗れたが、カデナ同様にハンデが堪えた印象。平坦小回りに替わる今回は巻き返す余地も十分で、改めて最終追い切りの動きから状態をチェックしておく必要がありそうだ。

他にも重賞常連のデンコウアンジュ、展開次第で一発がありそうなトーラスジェミニなど、荒れるハンデ重賞を彩る顔触れが揃う。

近5年を振り返ると、ハンデ頭は8頭いるなかで1勝、2着1回とどちらかというと苦戦傾向にある。何より目につくのは3連単配当で、2016年の45,220円以降は4年連続で10万円を超えており波乱傾向が強い。ここ3年連続で二桁人気馬が馬券圏内にきており、手広い馬券戦術が奏功しそうだ。