【ダービー卿CT】トップハンデ不振!軽ハンデ馬が波乱の使者となる!?

昨年はベテラン・クルーガーが4年ぶりの勝利を掴む

昨年はベテラン・クルーガーが4年ぶりの勝利を掴む


昨年は、中団馬群のなかで脚を溜めた4番人気クルーガーが最後の直線で鋭く伸びて2着の13番人気ボンセルヴィーソに2馬身差をつけてゴール。2016年マイラーズカップ以来となる重賞2勝目をあげた。

古馬マイル路線を高橋祥泰厩舎の2頭が盛り上げる。前走の東京新聞杯で、鞍上の菅原明良騎手と共に重賞初制覇を果たしたカラテ。1勝クラスを勝ち上がるまで時間がかかったが、ここにきて3連勝と一気に変わり身を見せている。前走からひと息入れて、更なる成長を見せるか。

もう1頭スマイルカナも注目の存在だ。昨年は年明けのフェアリーステークスから年末のターコイズステークスまで、マイルを中心にコンスタントに活躍を見せた。小柄な馬が使われながら体重を増やしてきており、今回の休み明けでの変化にも注目したいところ。

昨年の京成杯オータムハンデ16着以来となるルフトシュトローム。G2ニュージーランドトロフィー勝ちの実績から、前走の結果が能力ではないのは明らか。前走以上の長期休養明けとなる今回は、より仕上がり具合をしっかりチェックしておきたい。

他にも現在3連勝で初の重賞挑戦となるテルツェットや、東風ステークスを逃げ切ったトーラスジェミニも面白い存在だ。

近5年を振り返ると、ハンデ戦とはいえ、最軽量で53キロとそれほど斤量差は大きくないが、その割りに馬券圏内にきたハンデ頭は6頭中1頭のみと振るっていない。