【京阪杯】2ケタ人気もバンバン来る!2つの『荒れる理由』をクリアした爆弾穴馬

ハイペースを味方に一発を狙うアストラエンブレム

ハイペースを味方に一発を狙うアストラエンブレム


京阪杯(G3、阪神芝1200m) は毎年のように2ケタ人気馬が馬券に絡んでいる、年間通してもかなり荒れやすい重賞です。

『荒れる理由』は大きく分けて2つあります。

まずは内回りの1200m戦であること。

例年開催される京都、昨年と今年の阪神は共に「内回りコース」を使用します。展開の紛れが生じやすく、さらに人気馬はマークされがちなので、力を発揮しづらい舞台といえます。

特に京阪杯はハイペースになりやすいので、4コーナーで中団より後ろにいた「差し・追込馬」が優勢です。

▼好走した馬券になった差し・追込馬(過去3年)
18年2着 ナインテイルズ (12人気)4角15番手
19年1着 ライトオンキュー(2人気)4角8番手
19年2着 アイラブテーラー(3人気)4角13番手
20年1着 フィアーノロマーノ(3人気)4角7番手
20年3着 ジョーアラビカ (12人気)4角8番手

近3年は逃げた馬が馬券に絡めず、その一方でメンバー最速の馬が3年連続で馬券になっています。近走でメンバー上位の上がりをマークしている馬は要注意です。

そしてもう1つの重要な『荒れる理由』は、各馬のローテーションにあります。

京阪杯はスプリンターズSの2ヶ月後に行われるため、G1からの参戦がかなり多いレースです。

ただ、G1の後で消耗が激しいこともあるのか、近5年では[1-0-0-9]と10頭が出走して馬券に絡んだのは16年1着のネロ1頭のみ。

昨年はスプリンターズSで6着だったレッドアンシェルが2番人気に支持されたものの、14着に敗れています。今年はスプリンターズSから7頭が出走を予定していますが、過信は禁物かもしれません。

その一方で好相性を示しているのが「前走キーンランドC組」です!出走数こそ多くはありませんが、4頭出走して[3-0-0-1]。現在3連覇中で、トレンドのローテーションといえるでしょう!

今年の出走馬で前走キーンランドC組は⑮レイハリア(1着)と、⑪アストラエンブレム(5着)の2頭。

特に⑪アストラエンブレムはキーンランドCでメンバー3位の上がり3ハロンをマークして追い込んでおり、差し有利の京阪杯は流れも向きそうな予感。人気薄濃厚だけに、押さえておく必要がありそうです!(データ分析班・西谷)