【チャンピオンズC】ソダシは新たな飛躍を遂げる事ができるのか<PR>

ダートに初挑戦する桜花賞馬ソダシ<br>写真提供:競馬ラボ

ダートに初挑戦する桜花賞馬ソダシ
写真提供:競馬ラボ


現在の舞台となってから1番人気馬が[1-3-0-3]と勝ち切れず、波乱決着が目立つチャンピオンズカップ(G1、中京ダ1800m)。予想の前に、この記事を読んでおくと役に立つはずです!

ポイント① 初挑戦を阻む高い壁

今回は白毛馬ソダシのダート挑戦が注目を集めています。こういったケースは初めてではなく、過去に何度もありました。

先に結論から申し上げますと、JRAのダートG1において、ダート初挑戦の馬はほとんど通用していません。

▼初ダートがG1だった馬の主な成績
13年 フェブラリーS
カレンブラックヒル 15着(1人気)

12年 フェブラリーS
グランプリボス 12着(6人気)

10年 フェブラリーS
ローレルゲレイロ 7着(8人気)

01年 フェブラリーS
トゥザヴィクトリー 3着(4人気)

00年 フェブラリーS
キングヘイロー 13着(1人気)
※対象馬は芝のG1勝ち馬のみ

唯一の例外となる2001年フェブラリーS3着トゥザヴィクトリー(4人気)も、当時は芝スタートの東京ダ1600mで大外枠から3番手追走と、砂を被らずレースができたのが好走の理由でしょう。

チャンピオンズCで1枠1番を入ったソダシは、トゥザヴィクトリーと全く逆の状況になります。砂を被らないよう逃げの手に出るのか。レースぶりから目が離せません。

ポイント② G1だけの展開がある

前に行った馬に有利なダート戦らしく、中京ダ1800mは逃げ・先行馬が圧倒的有利なコースです。

▼中京ダ1800m脚質別成績(過去5年)
逃げ [ 88- 60- 51- 232]連対率34.3%
先行 [188- 199- 141- 726]連対率30.9%
差し [ 71- 86- 136-1533]連対率 8.6%
追込 [ 24- 20- 38-1514]連対率 2.8%
マクリ[ 7- 15- 11- 37]連対率31.4%
※マクリは道中後方→4角1~4番手

しかし、14年に現在の舞台となったチャンピオンズCの脚質別成績を振り返ると、道中は後方に控えていた『差し・追い込み』が健闘しています。

▼チャンピオンズC脚質別成績(過去7年)
逃げ[0-0-3- 5]連対率 0.0%
先行[4-3-2-17]連対率26.9%
差し[1-2-1-34]連対率 7.9%
追込[2-2-1-32]連対率10.8%

先行有利のダート戦ということもあり、G1では自然と前がかりになりがち。チャンピオンズCは道中のペースが速くなる傾向があります。

また有力馬の多くが先行タイプということもあるのでしょう。激しいポジション争いの末にゴール前で脚色が鈍ったところへ、直線勝負に賭けた差し・追い込み馬が台頭しているようです。

前に行きたいソダシにとって、先行有利の中京ダ1800mは打ってつけの舞台。砂を被りたくないでしょうし、1枠1番を引いたことでその意識も強まるでしょう。ただ、好走するには『G1特有の速い流れ』に対応できるかがカギとなります。

ここから先は、より実戦的な攻略法について説明していきます。

まず大前提として、昨年のクリソベリルのようなG1連勝中、単勝1倍台のような圧倒的人気馬は不在です。

地方ダート交流G1を連勝したカジノフォンテンは中央競馬に初参戦で、砂質の異なる舞台で好走できるかは未知数です。

昨年の覇者チュウワウィザードは今年未勝利、JBCクラシックでは地方馬に先着を許しました。テーオーケインズの3連勝時は馬場が重・不良で、良だった前走では4着。カフェファラオは昨年6着の舞台、約5ヶ月ぶりで力を発揮できるのか。今回が初ダートとなるソダシを含めて突出した馬はいません。

このような混戦のレースで馬券でプラス回収を出していくには、好走確率が少しでも高い馬を見つけることが重要です。

出走馬の直前の状態、力関係、枠順に伴う各馬のポジショニング、仕掛けるタイミングや直線での進路取り、各陣営の作戦など、細かな分析が欠かせません。

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