【宝塚記念】昨年も7番人気馬が激走!「荒れるグランプリ」の激走条件を満たした穴馬

前走ドバイSC3着オーソリティ

前走ドバイSC3着オーソリティ


今年の宝塚記念(G1、阪神芝2200m)にはエフフォーリア、タイトルホルダーなど、合計5頭のG1馬が出走する豪華メンバーが揃いました。

それだけに、なかなか馬券候補を絞り切れないファンの方も多いのではないでしょうか?

また、G1初勝利が宝塚記念というケースも少なくなく、伏兵馬たちも1発を狙っていることでしょう。そこで、覚えておきたい好走馬の傾向が「年齢」です!

▼宝塚記念の年齢別成績(過去5年)
4歳[1-0-2-11]複勝率21.4%
5歳[4-2-3-21]複勝率30.0%
6歳[0-2-0-13]複勝率13.3%
7~[0-1-0- 9]複勝率13.0%

宝塚記念では競走馬として充実期を迎えた4歳馬ではなく、「5歳馬」が各世代を圧倒。[4-2-3-21]複勝率30.0%は出走した5歳馬の約3頭に1頭弱が馬券に絡んでいる計算です。

さらに注目は有力馬だけでなく、人気薄の好走が目立つことでしょう。そこで激走した穴馬4頭の成績を調べたところ、「前走で重賞連対またはG1競走で3~4着」という共通点がありました。

▼人気薄で激走した宝塚記念の5歳馬
●21年
2着 ユニコーンライオン(7人気)
→前走:鳴尾記念1着

●19年
3着 スワーヴリチャード(6人気)
→前走:ドバイシーマC3着

●18年
1着 ミッキーロケット(7人気)
→前走:天皇賞・春4着

3着 ノーブルマーズ(12人気)
→前走:目黒記念2着

5歳馬ならどんな馬でも買っていいというわけではなく、ユニコーンライオンやノーブルマーズのように格下でも勢いのある馬か、スワーヴリチャードやミッキーロケットのように直近のG1で見せ場を作った好調馬しか通用していないのが分かります。

今年、上記で紹介した穴馬の条件に合致する人気薄候補は意外に少なく、有力視されているディープボンドを除くと、下記の3頭しかいません。

オーソリティ
→前走:ドバイシーマC3着

パンサラッサ
→前走:ドバイターフ1着

ポタジェ
→前走:大阪杯1着

この中でもオーソリティは19年3着スワーヴリチャードと同じく、ドバイシーマC3着馬ながら今年の豪華メンバーに混じり人気の盲点になっている1頭。3走前にはジャパンC2着がある実力馬だけに、宝塚記念で待望の初G1制覇の場面があっても驚けませんよ!