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【2歳馬情報】女傑を母に持つロードカナロア産駒など良血馬が多数登場!
2022/7/18(月)
先週で函館開催が終了し、今週から札幌開催が始まる。重賞は日曜中京記念のみだが、新馬戦では福島、小倉、札幌ともに面白そうな馬が多数参戦予定で盛り上がりそうだ。そんな若駒たちを厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が有力馬を紹介していく。
◆7月23日
●福島芝2000m
スワッグチェーン(牡、ロードカナロア×メジャーエンブレム、美浦・田村厩舎)
母はNHKマイルC、阪神JF勝ち馬。半姉プレミアエンブレム(現2勝)。「ゲート試験合格後は放牧に出されて再調整。帰厩後の本数は少ないが、1週前は意欲的に攻められ、負荷をかけられた。母ほどのスピードタイプの印象ではなく、中距離まで保ちそう」とは現地記者の話。期待は高いが、調教の動き、時計はまだまだ物足りないところもある。レースへ行っての変身に期待。鞍上は三浦騎手。
レストア(牡、エスケンデレヤ×ブルジュオン、美浦・小笠厩舎)
母は3勝、おじヒットザターゲット(重賞4勝)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は、ウッド5F66秒5-11秒7で、3勝クラスに先着。当レース出走予定馬の中では、調教は目立っている。
パルピターレ(牝、ドゥラメンテ×カヴァートラヴ、美浦・国枝厩舎)
母はアイルランドオークスなど、欧州でGⅠ2勝。調教はウッド5F68秒5-12秒1で、併せた新馬に遅れている。レースまで、更に上積みを図りたい。
ホープアイランド(牝、ルーラーシップ×ピースオブラヴ、美浦・武井厩舎)
母はマーメイドS2着。ウッド5F66秒3-12秒3と全体時計は悪くないが、併せた新馬に遅れている。
●福島芝1200m
ミコマザーパール(牝、ミッキーアイル×サンライズシェル、美浦・武井厩舎)
おばレイパパレ(大阪杯勝ち馬)、おじシャイニングレイ(ホープフルSなど重賞2勝)。ウッド5F66秒8-11秒7。全体、上りともに上々で、初戦から楽しめそうだ。なお翌日の芝1200m(牝馬限定)戦出走の可能性もある
ペイシャフェリ(牝、シャンハイボビー×ペイシャフェリス、美浦・高橋裕厩舎)
母は4勝で、牝馬3冠レーズは全て出走。ウッド5F67秒1-11秒7で、古馬2勝クラスに先着。内目をまわったとはいえ、時計も悪くない。なお翌日の芝1200m(牝馬限定)戦の可能性もある
●小倉芝1200m
ダルエスサラーム(牝、ダイワメジャー×ザズー、栗東・高野厩舎)
半姉アルーシャ(6勝、クイーンC3着)、半兄プライドランド(4勝)。調教は、坂路54秒1-12秒2。調教を積む毎に動きも良くなっているという話なので、期待して良さそうである。参上は坂井騎手を予定。
●札幌ダート1700m
プロテア(牡、ロードカナロア×ナスケンアイリス、美浦・手塚厩舎)
半兄モジアナフレイバー(交流GⅠ東京大賞典、南部杯ともに3着)、ゴルトマイスター(4勝)。美浦ウッド5F68秒0-12秒1。目立った時計は出ていないが、確実に時計は詰めている。鞍上は池添騎手。
ラリーレイド(牡、マジェスティックウォリアー×スーブレット、美浦・萩原厩舎)
おじベストウォーリア(交流GⅠ南部杯2勝)。函館のウッドで5F68秒台、1F12秒台なら合格点だ。鞍上は岩田康騎手。
エコロドゥネスス(牡、ヘニーヒューズ×レディシャツィ、美浦・加藤征厩舎)
母はペルーダービーなど、ペルーのGⅠを3勝。半姉バルグデラモール(3勝)。馬場の重かった1週前は時計がかかったが、2週前は函館ウッドで水準レベルの時計は出ている。
ミラーオブマインド(牡、マインドユアビスケッツ×エミーズスマイル、美浦・新開厩舎)
母はアネモネS1着。半姉ホウオウエミーズ(現4勝)。調教時計は目立たないが、余力を残しており、直前の時計、動きに注目したい。鞍上は横山和生騎手。
◆7月24日
●福島芝1800m
ラパンラピッド(牡、ルーラーシップ×クードラパン、美浦・武井厩舎)
母(4勝)は阪神JFにも出走。おじグランシルク(京成杯AH勝ち馬)。ウッド5F65秒3-12秒0で、6Fは79秒6の好時計。テンから飛ばす形となったが、終いも崩れていないのは好印象だ。鞍上は菅原明騎手。
コマチザクラ(牝、リアルスティール×ソラコマチ、美浦・菊沢厩舎)
母は新馬勝ち、半兄ジェネティクス(現5勝)。ウッド5F68秒0-11秒6。2週前には古馬オープン馬に先着と、内容の濃い調教を見せている。
●福島芝1200m(牝馬限定)
ショッキングブルー(牝、バゴ×キスオブザビーナス、美浦・清水克厩舎)
おじグランプリボス(GⅠ2勝)。ウッド5F67秒3-12秒8。2週前には坂路54秒7-12秒5を楽に出しており、仕上がり良好だ。
●小倉芝1800m
ディオファントス(牡、モーリス×ディオジェーヌ、栗東・斉藤崇厩舎)
半兄は、昨年の紫菊賞をほぼ馬なりで楽勝した2戦2勝のリブースト(屈腱炎で休養中)。「稽古は厩舎の格上馬と併せても互角に動いており、非凡なポテンシャルを感じさせる。モーリス産駒はパワフルな大型馬が多いが、こちらは均整が取れて軽さがある」とは記者の話。調教もCW5F66秒0-11秒6と終いまでしっかり動けており、先々も含めて注目だ。鞍上は北村友騎手。
ショウナンアキドン(牡、ドゥラメンテ×セシリア、栗東・高野厩舎)
半兄ワールドリバイバル(ラジオNIKKEI賞2着)。調教は坂路53秒7-12秒3。6月下旬には坂路1F12秒2の好時計も出ており、かなり仕上りが進んでいるイメージだ。
サザンショア(牝、キタサンブラック×サザンフェアリー、栗東・吉村厩舎)
半兄ダノンフェアリー(4勝)。CW5F66秒3-11秒9と水準レベルの時計は出ている。鞍上はデムーロ騎手。
レッドソリッド(牡、ドレフォン×ステレオグラム、栗東・音無厩舎)
おじロゴタイプ(皐月賞などGⅠ3勝)。坂路52秒0-13秒0。終いは少々かかったものの、古馬オープンのダノンマジェスティと併入している。鞍上は松山騎手。
●札幌芝1800m
シュバルツガイスト(牡、キタサンブラック×フリーティングスピリット、美浦・国枝厩舎)
半兄ミッキースピリット(4勝)、半姉メメントモリ(現3勝)。函館の芝コースで行われた調教は、古馬オープンのハヤヤッコと併入。時計は目立たないが、動きは悪くないようだ。「美浦トレセンで乗り込まれて函館入り。ここまで稽古量は十分。瞬発力のあるタイプではなさそうだが、スタミナと持久力に富む」とは記者の話。鞍上は武豊騎手。
ジェモロジー(牝、ハービンジャー×ファシネートダイア、栗東・橋口厩舎)
半兄ファシネートゼット(現3勝、交流GⅡ兵庫ジュニアグランプリ3着)。おじアドマイヤコマンド(青葉賞勝ち馬)。調教は函館の芝コースで4F51秒台。追走して遅れたが、重い馬場で1F11秒台半ばの時計が出ている。鞍上は鮫島克騎手。
ウヴァロヴァイト(牝、サトノクラウン×エイグレット、美浦・萩原厩舎)
半兄ミトラ(金鯱賞、福島記念勝ち馬)、グレンガリー(現4勝)。ポリトラックで調整は進められ、5F66秒台の時計が出ている。
◆新規入厩
アラメダ(牝、ブラックタイド×クロウキャニオン、栗東・池江厩舎)
半兄カミノタサハラ(弥生賞勝ち馬)、ヨーホーレイク(日経新春杯勝ち馬)
レーベンスベルーフ(牝、ハーツクライ×ライフフォーセール、美浦・黒岩厩舎)
半姉ダノンファンタジー(阪神JF勝ち馬)
ダンザンレーヴ(牝、リオンディーズ×レーヴデトワール、栗東・吉田厩舎)
母は紫苑S1着。半姉レーヴドゥラプレリ(現2勝)、おばレーヴディソール(阪神JF勝ち馬)、おじレーヴミストラル、アプレザンレーヴ(ともに青葉賞勝ち馬)
シュガーショックの20(牝、キタサンブラック×シュガーショック、栗東・大久保龍厩舎)
半兄ラーゴム(きさらぎ賞勝ち馬)
レッドロスタム(牡、ロードカナロア×レッドメデューサ、美浦・国枝厩舎)
半姉レッドランディーニ(マーメイドS2着)、レッドフラヴィア(現4勝)、ルージュラテール(現2勝)
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