【札幌記念】独自の視点で昨年は8番人気馬をズバリ!アンカツが教える「スーパーG2」攻略法

前走大阪杯5着ジャックドール

前走大阪杯5着ジャックドール


昨年の札幌記念(G2、札幌芝2000m)は、3着ペルシアンナイト(8人気)を▲推奨でズバリ!

2022年上半期もヒット連発。G1レース通算22勝の名騎手アンカツこと安藤勝己さんが元ジョッキーの視点からズバリ予想します!

☆ポイント☆
  • G1と同じ「定量戦」で求められる地力

今年の札幌記念は連覇がかかるソダシを筆頭に、例年にも増して豪華メンバーが揃った感じやね。

展開的にも大逃げに打って出るであろうパンサラッサと、ジャックドールの先手争いが注目や。これにソダシが昨年と同じく早めの競馬で並びかければ、上位勢がガラっと変わってくるかもしれんわな。

ただ、札幌記念は昨年も強調したとおり、G1と同じく「定量戦」で行われる。

一般的な別定戦やハンデ戦では成績に応じて負担重量が加算されて、自然と出走馬の能力差が調整されているんや?

ところが定量戦は文字どおり、大きなレースを何勝もしていようと、4歳以上の牡馬は57キロ、牝馬はさらに2キロ減の55キロで出られるのがポイントや。

それだけに勝ったレースのグレードや収得賞金が斤量に影響しない定量戦では、どうしても実績馬が有利に働く。実際に近年の札幌記念では、地力で勝る「前走G1組」の活躍が目立っとる。

▼札幌記念の前走クラス別成績(過去5年)
G1 [3-4-4-17]複勝率39.2%
G2・G3[2-1-1-26]複勝率13.3%
オープン[0-0-0-6]複勝率0%
※前走海外レースの成績を含む

過去5年の1~3着馬15頭のうち11頭が前走G1組で、直近でG2やG3に使って馬券に絡んだ4頭中2頭はG1馬やった。

競馬界には「夏は格より調子」なんて言葉があるけど、札幌記念で格下馬はほとんど通用しとらん。今年も前走G1組が中心で問題ないやろ。

馬券的には昨年穴推奨したペルシアンナイト(8人気3着)と同じく、人気の盲点になっている実績馬が面白い。定量戦の札幌記念なら57キロで使えるのも魅力やで、本線で決めればエエ配当になると思うよ(元JRA騎手)。