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【2歳馬情報】秋競馬開幕!開幕週からいきなりセレクトセール3億超えの期待馬など続々登場!
2022/9/5(月)
夏競馬も終わりいよいよ今週から秋競馬が開幕。秋の開催を待ちわびたかのように、各厩舎の良血馬、素質馬が登場。セレクトセールで3億円超えのあの馬も出走予定。そんな注目馬を、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆9月10日
●中山芝2000m
ロッククリーク(牡、エピファネイア×フロールデセレッソ、美浦・栗田厩舎)
アンバーシャダイ(有馬記念、天皇賞・春勝ち馬)、サクラバクシンオー(スプリンターズS2勝)、イブキマイカグラ(阪神3歳S勝ち馬)らを輩出した社台グループゆかりのクリアアンバー一族。母は3勝。半兄ポトマックリバー(4勝)、ワシントンレガシー(3勝)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は、ウッド5F67秒9-12秒3。「均整の取れた馬体で、大き過ぎず小さ過ぎず丁度いいサイズ感。前進気勢の強い走りで、稽古は折り合いを重点に置いた調整。将来的にはマイラーの可能性はあるが、2000mまでは守備範囲」とは現地記者の話。鞍上はルメール騎手。
ヴァイルマティ(牝、ゴールドシップ×マイネヌーヴェル、美浦・鹿戸厩舎)
オークス馬ユーバーレーベンを出すなど、マイネル軍団の代表的一族。母はフラワーC勝ち馬。半兄マイネルクラース(5勝)、マイネルミュトス(現3勝)、おじマイネルチャールズ(重賞2勝、皐月賞3着)、マイネルアワグラス(シリウスS勝ち馬)。「 坂路とウッドチップ併用で調整。引っ張った切りで余裕のある動き。この厩舎だけに稽古は馬なり中心だが、追えば楽々と時計も出るだろう。血筋的にも2000mを超える距離に強そう」とは記者の話。鞍上は柴田大騎手。なお調教内容によっては、翌週にまわる可能性もある。
エッグスラット(牡、ジャスタウェイ×エッグドロップ、美浦・矢野厩舎)
母は北米GⅠ勝ち馬。2週前までは5Fで70秒を切らない軽めが多かったが、1週前は負荷を強めウッド5F65秒6-11秒9で、3頭併せの最先着。全体時計を大きく詰め、デビューへ向け急ピッチに進んでいる。鞍上は石橋騎手。
●中京芝1600m(牝馬限定)
マテンロウウェイ(牝、ジャスタウェイ×ギモーヴ、栗東・中内田厩舎)
母は4勝。おじホウオウアマゾン(アーリントンC勝ち馬)。6FCW82秒2-66秒6-11秒3で、古馬1勝クラスと併入。宝塚記念デーの新馬戦で2着の素質馬チャンスザローゼスに先着を果たした。デビュー勝ちへ向け、大きく前進だ。
スマートジェイナ(牝、ロードカナロア×スマートレイアー、栗東・大久保龍厩舎)
母は京都大賞典など重賞4勝、秋華賞2着。2週前までは坂路55秒台と大人しい内容だったが、1週前になって坂路51秒0-12秒0の好時計をマーク。ここへ来て大きく浮上してきた。
サーマルソアリング(牝、ドゥラメンテ×トータルヒート、栗東・藤原英厩舎)
母は5勝。調教は坂路51秒2-13秒1。終いは少々かかったものの、51秒2は優秀な時計だ。鞍上は福永騎手。
リトルミム(牝、ダイワメジャー×リトルゲルダ、栗東・鮫島厩舎)
母はセントウルS、北九州記念勝ち馬。半兄グレイイングリーン(現4勝)。8月初旬には坂路で強めを追っており、仕上がりは他馬以上に進んでいる。1週前はCWで6F84秒5-69秒7-11秒6と、終いは水準レベルの時計が出ている。
●中京芝1400m
ナムラデュラン(牡、グレーターロンドン×ナムラキッス、栗東・大橋厩舎)
半姉ナムラリコリス(函館2歳S勝ち馬)。2週前も悪くなかったが、1週前はCW6F81秒2-66秒ー11秒9。6Fで81秒台前半が出ていれば、ほぼ仕上がったと見て良さそうだ。
◆9月11日
●中山芝1600m
ウィンターダフネ(牝、ブラックタイド×ウィンターコスモス、美浦・国枝厩舎)
半兄アイスバブル(重賞2着3回)、ポポカテペトル(5勝、菊花賞3着)、グリュイエール(5勝、エプソムC3着)、おじマウントロブソン(スプリングS勝ち馬)、おばミヤマザクラ(クイーンC勝ち馬)。1週前の新潟デビュー予定もあったが、1週延ばして中山にまわってきた。7月半ばから調教は詰まれており、8月24日のウッドでは6F80秒台の速い時計をマークし、GⅠ馬のサークルオブライフと併入。新馬戦に弱い国枝厩舎と言われるが、ここまでの経過を考えると、本馬は初戦から結果を出したい。
サルヴァトーレ(牡、キズナ×セレブラール、美浦・和田正厩舎)
半姉ベルカント(フィリーズレビューなど重賞5勝)、イベリス(アーリントンCなど重賞2勝)。調教はウッド5F67秒6-12秒0。2週前もウッドで終い1F12秒を切る時計を出しており、順調に進んでいる。
ウィットサンデー(牝、ミッキーアイル×メリート、美浦・黒岩厩舎)
半兄キャンベルジュニア(重賞2着3回)。ウッド6F83秒1-66秒9-11秒6を含め、既にウッド6F82~82秒台の時計を3本出し、仕上がりは良好だ。鞍上は横山武史騎手。
ダノンゴーイチ(牡、イスラボニータ×レニーズゴットジップ、美浦・菊沢厩舎)
母は北米GⅡ勝ち馬、GⅠ2着4回。半姉ストリクトコード(3勝)。1週前は軽めだが、8月10日の時点で坂路52秒7の時計を出しており、既に仕上がっていると見て良さそうだ。
●中山ダート1800m
ファルコンミノル(牡、ゴールドシップ×ストライクルート、美浦・中舘厩舎)
半姉エーポス(フィリーズレビュー勝ち馬)、半兄カイザーミノル(現5勝、重賞3着3回)。ここまでの併せ馬では一度も遅れが無く、1週前もウッドで5F68秒0-11秒6をマークし、古馬オープンのデュアライズと併入している。
●中京芝2000m
オープンファイア(牡、ディープインパクト×ゴーマギーゴー、栗東・斉藤崇厩舎)
母は北米GⅡを2勝。昨年のセレクトセールは上場1番で登場し、3億3000万円(税込)で落札されている。調教はCW6F81秒4-66秒4-11秒4の好時計をマーク。「筋肉量が豊富で目立つ好馬体。父よりも母系のアメリカンな血の影響が出ている印象で実にパワフル。一瞬の切れ味で勝負というよりは、力強くパワーで押していくタイプだろう」とは記者の話。2歳馬が最後の世代で、頭数も少ない貴重なディープインパクト産駒。来年のクラシックへ、明るい展望が広がるようなレースを願いたい。
アンタッチャブル(牡、ハービンジャー×ガラアフェアー、栗東・友道厩舎)
半姉ボンオムトゥック(3勝、アーリントンC4着)。セレクトセール1億340万円(税込)。小倉を予定していたが、予定を延ばしてのデビューとなる。調教はCW83秒6-67秒9-11秒7。以前に比べて、中身も濃くなってきている。
サンライズジーク(牡、エピファネイア×プロヴィナージュ、栗東・矢作厩舎)
母は4勝、交流含む重賞2着4回、秋華賞3着。おじナリタスターワン(北九州記念2着)。坂路53秒9-12秒3で、POGでも人気になったインタクト(コントレイルの半弟)に先着している。なお翌週のレースに回る可能性もある。
◆新規入厩
サトノトルネード(牡、ハーツクライ×タイタンクイーン、美浦・国枝厩舎)
半兄ストロングタイタン(鳴尾記念勝ち馬)、半姉ギルデッドミラー(現3勝、NHKマイルC3着)、ミラアイトーン(6勝)
ヴァレーニュ(牡、ダイワメジャー×ギュイエンヌ、栗東・西村厩舎)
半兄オーヴェルニュ(現8勝、東海S、平安S勝ち馬)、ヴォージュ(7勝)
ソーダズリング(牝、ハーツクライ×ソーマジック、栗東・音無厩舎)
母は桜花賞3着。半姉マジックキャッスル(愛知杯勝ち馬、秋華賞2着)、半兄ソーヴァリアント(現4勝、チャレンジC勝ち馬)、ソーグリッタリング(7勝、エプソムC2着)
ダズリングブレイヴ(牡、Saxon Warrior×リリーズキャンドル、栗東・斉藤崇厩舎)
母はフランスGⅠマルセルブサック賞勝ち馬
ネイビースター(牡、ドゥラメンテ×メジロマリアン、美浦・林厩舎)
半兄カフジオクタゴン(現4勝、レパードS勝ち馬)、アルメイダミノル(現3勝)
ミントマーク(牡、ルーラーシップ×ローズノーブル、栗東・池添学厩舎)
半兄ジュビリーヘッド(現4勝、函館SS2着)
ケイデンシーマーク(牝、ロードカナロア×インダクティ、栗東・安田隆厩舎)
全兄ケイデンスコール(現4勝、重賞3勝、NHKマイルC2着)、インダストリア(自現2勝、ジュニアC1着)
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