【秋華賞】骨折休養明けのスターズオンアースは買い?それとも消し!?

牝馬2冠馬スターズオンアース

牝馬2冠馬スターズオンアース


秋華賞(G1、阪神芝2000m)は、昨年1番人気に支持されたソダシが10着に大敗。3歳牝馬限定のG1とあって、“荒れる”イメージを持っているファンも多いでしょう。

特に今年は1番人気が予想される牝馬2冠馬スターズオンアースは骨折休養明け。さらに今回はオークス以来となる約5ヶ月ぶりの実戦も不安材料です。

事実、過去10年で1番人気馬の成績は[4-1-0-5]連対率50%と両極端。先ほど紹介したソダシのほかにも2017年アエロリット(7着)、19年ダノンファンタジー(8着)などのG1馬が見せ場すら作れず敗れています。

先に結論から申し上げると、過去の傾向から今回のスターズオンアースは「買い」。

聞いて驚かないでください。秋華賞が創設された1996年以降、桜花賞とオークスを勝った牝馬2冠馬は合計6頭出走。そのうち5頭は牝馬3冠馬に輝いていて、唯一の例外となる2009年ブエナビスタも3着(2位入線降着)と「馬券率100%」なのをご存知ですか?

▼牝馬2冠馬の秋華賞成績
20年1着 デアリングタクト
18年1着 アーモンドアイ
12年1着 ジェンティルドンナ
10年1着 アパパネ
09年3着 ブエナビスタ
03年1着 スティルインラブ

参考までに今回のスターズオンアースに近いケースとして、1993年の牝馬2冠馬ベガは脚部不安のためオークスから本番に直行。当時、秋華賞はなく11月に3歳牝馬限定G1として行われていたエリザベス女王杯に出走して、長期休養明けを不安視されながら3着に入りました。

桜花賞、オークスを連勝するには同世代の牝馬同士では能力が突出していなければ不可能。万全のデキでなくても出走してくれば走れる状態に仕上がっているとも判断でき、骨折明けを危惧されて人気を落とすようであれば逆に絶好の狙い目となります!