【阪神ジュベナイルF】3年続けて激走中!おじさんファンほど勘違いしがちな「逆転現象」とは

ステルヴィオを兄に持つ超良血馬ウンブライル

ステルヴィオを兄に持つ超良血馬ウンブライル


阪神ジュベナイルフィリーズ(G1、阪神芝1600m)には、3年続けて人気薄が激走している『意外な共通点』があります。

特に競馬歴の長いおじさんファンであればあるほど、「そんなバカな!?」と思われるでしょう。

百聞は一見にしかず。聞いて驚かないでください。阪神ジュベナイルFは「人気薄の関東馬」が激アツなんです!

▼阪神JF東西所属別成績(過去10年)
関東[4-4-5- 42]複勝率23.6%
関西[6-6-5-106]複勝率13.8%

▼人気薄で激走した主な関東馬
●21年
2着 ラブリイユアアイズ(8人気)
→京王杯2歳S(G2)3着

●20年
3着 ユーバーレーベン(6人気)
→札幌2歳S(G3)2着

●19年
2着 マルターズディオサ(6人気)
→キャリア3戦で連対率100%

●15年
2着 ウインファビラス(10人気)
→新潟2歳S(G3)2着

●13年
3着 フォーエバーモア(8人気)
→キャリア2戦で勝率100%

●12年
3着 レッドセシリア(10人気)
→新馬1戦1勝

出走頭数に大きな差がありながらホームの関西馬を相手に、アウェーの関東馬が互角に近い健闘。複勝率23.6%は阪神ジュベナイルFに出走した関東馬のうち、約4頭に1頭が馬券に絡んでいる計算になります。

従来の定説では、大半が関西圏に初の長距離輸送となる阪神ジュベナイルFで、関東馬は圧倒的不利。特にキャリアが浅く環境の変化に敏感な2歳牝馬となれば、地元で迎え撃つ関西馬が断然有利のはず……でした。

ところが近年は少数精鋭の関東馬が奮戦!人気薄で激走した多くの馬が該当しており、「関東馬=軽視」のイメージを覆す逆転現象が起こっていたんです!?

ただ、当たり前ですが関東馬だからと言って、何でも狙っていいかは別問題。先ほど馬名を挙げた穴馬6頭中、12年3着レッドセシリアを除く5頭には、「重賞1~3着orキャリア2~3戦で連対率100%」という共通点がありました。

2015年2着ウインファビラスは新潟2歳S2着、20年3着ユーバーレーベンは札幌2歳S2着、21年2着ラブリイユアアイズは京王杯2歳Sで3着に入っており、いずれも重賞で好走歴がありながら、関東馬というだけで評価を下げていたんです。

今年、上記で紹介した厳しい激走条件に完全合致した関東馬は、上位人気が予想されるウンブライル(2戦2勝で勝率100%)を含めても、たったの3頭のみ。そのうち2頭はウインファビラスやラブリイユアアイズと同じ理由で、今回は人気薄が予想されます。

馬券に絡めば好配当必至!激走の可能性を秘めた“関東の秘密兵器”は、先週のチャンピオンズCで3着ハピ(6人気)を★2つ推奨で仕留めた『三ツ星穴馬』で絶賛公開中です!