【スプリングS】出走頭数で傾向が変わる!? 16頭立ての今年だから狙える軸馬候補と人気薄

前走京成杯は不利も受けていたセブンマジシャン

前走京成杯は不利も受けていたセブンマジシャン


スプリングステークス(G2、中山芝1800m)は、「出走頭数」によって狙い馬の傾向がガラッと変わるレースなのをご存知でしょうか?

具体的には10~13頭立てでは「逃げ・先行」有利の前残り。一転して15~16頭立て時は「差し・追い込み」が台頭します。

▼15頭を超えるスプリングSの上位馬(過去10年)
●21年 15頭立て
1着 ヴィクティファルス(3人気)
→8番手

2着 アサマノイタズラ(7人気)
→6番手

●19年 16頭立て
1着 エメラルファイト(10人気)
→7番手

2着 ファンタジスト(1人気)
→9番手

3着 ディキシーナイト(7人気)
→5番手

●14年 15頭立て
1着 ロサギガンティア(3人気)
→9番手

2着 アジアエクスプレス(1人気)
→7番手

3着 クラリティシチー(4人気)
→11番手

●13年 16頭立て
2着 タマモベストプレイ(3人気)
→6番手

3着 マイネルホウオウ(11人気)
→11番手

基本的に直線の短い小回り中山は逃げ先行馬が有利。頭数が集まらない年はキャリアの浅い3歳限定の芝中距離戦らしく、道中のペースは上がらず前残りが多発します。

しかし、15頭を超えると様相が一転。皐月賞の優先出走権がかかる重要なレースで勝負所ゴチャ付くのを嫌った有力馬が早めに仕掛けるせいか、ゴール前で決め手を生かすタイプの馬が台頭……というカラクリです。

特に今年のスプリングSは例年にも増して逃げ・先行馬がズラリ。差し・追い込み馬は片手で数えるほどしかいません!

直線勝負に賭ける馬のなかで最有力候補がセブンマジシャンです。前走の京成杯3着では4コーナーと直線で2度も不利を受けており、スムーズな競馬ができれば巻き返しは必至でしょう。

穴で注目は金曜更新の記事でも取り上げたジョウショーホープ。2019年に10番人気で激走したエメラルファイトと同様に札幌2歳S4着の実績があり、前走で芝1600mの1勝クラスを勝ち上がり同じく石川騎手が騎乗と状況が酷似しているだけに要注目です!