【フラワーC】大外一気!エミューがクラシックへ羽ばたく重賞初制覇!

3月18日(土)、2回中山7日目11Rで第37回フラワーカップ(G3)(芝1800m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の2番人気・エミュー(牝3、美浦・和田郎厩舎)が、道中一旦最後方になりながらも4コーナーで大外を回って押し上げ、直線外から豪快に伸びて優勝した。勝ちタイムは1:53.2(不良)。

2着には半馬身差で8番人気・ヒップホップソウル(牝3、美浦・木村厩舎)、3着には1馬身1/4差で3番人気・パルクリチュード(牝3、栗東・松永幹厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたマテンロウアルテ(牝3、栗東・坂口智厩舎)は6着に敗れた。

勝ったエミューは昨年秋に中山でデビューし4着。3戦目で勝ち上がると、前走のデイジー賞も勝ち、このメンバーで唯一のJRA2勝馬だった。

馬主は株式会社ノースヒルズ、生産者は新冠町の株式会社ノースヒルズ

  • エミュー
  • (牝3、美浦・和田郎厩舎)
  • 父:ハービンジャー
  • 母:スーリール
  • 母父:スペシャルウィーク
  • 通算成績:6戦3勝
  • 重賞勝利:23年フラワーC1着(G3)

1着エミュー デムーロ騎手
「後ろからでしたが、気持ちが大事な馬だと調教師から聞いていた。返し馬でテンションが高かったので、出たなりに行こうと思っていた。ただ後ろすぎた。向正面では何回もつまづいていたので、おいだしてからどうかとしんぱいしていた。体は小さいが、心が大きいと思う。(大きなところ狙えるのでは?)がんばります!」

1着エミュー 和田調教師
「オークスに向かう予定でしたが、前言撤回します。桜花賞に向かいます」

2着ヒップホップソウル 津村騎手
「いい感じだった。口向きの悪さあるのでリズムよく行くことを心掛けた。感じよく外から上がれたが、まだ力んでいるところがあるので落ち着いたら更に走れるようになると思います。」

3着パルクリチュード 西村淳騎手
「いいポジションだった。向正面ですごく走る馬だと感じて、直線内側をついた。走りもいいし、こういう馬場もいい。デビュー戦の時よりも芯が入ってきたし、今後また成長してくれそう。楽しみです」

4着ゴールデンハインド 丹内騎手
「頑張ってくれた。直線で一瞬、おっ!と思ったが…。これからが楽しみです」

5着ココクレーター ルメール騎手
「不良馬場の外側を走らされて2000m近く走らされてしまった。距離のロスが厳しかったし、馬場も合わなかった。小さい馬なのにがんばってくれました」

6着マテンロウアルテ 坂口調教師
「今日は特殊な馬場で道悪は合うかと思っていたが、ここまで悪くなると馬がかわいそうだった。良なら違ったと思う。力負けではないと思います」

8着パルティキュリエ 横山武騎手
「未勝利からの成長が見られなかった。体がまだ繋がっていない。今日は馬場も特殊でしたしね。時間がかかりそうなタイプです」

12着ドナウパール 戸崎騎手
「気持ちがある馬で折り合いがどうかと思っていたが、落ち着いて走っていた。前半は良かったが後半バランスを崩していて、それが一因にあると思う」

エミュー
エミュー

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