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【3歳馬情報】今週も、クラシックに向けて注目の3歳馬たちがスタンバイ!
2023/3/27(月)
阪神競馬場にて、春の中距離王者決定戦G1・大阪杯が開催される今週末。実力を秘めた3歳馬たちもクラシックに向けてレースに出走する。そんな注目馬を、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆4月1日
●アザレア賞(1勝クラス)・阪神芝2400m
ミッキーキャンバス(牡、サトノダイヤモンド×コンヴィクションⅡ、栗東・池江厩舎)
2月の未勝利戦でデビューし、既走馬相手に快勝。続くゆきやなぎ賞は中団から伸びきれず4着だが、勝ち馬からは0・2秒差。クラス慣れした2戦目で、着順を上げていきたい。
●1勝クラス・中山芝1600m
ランプシー(牡、ハーツクライ×ノッテビアンカ、美浦・斎藤誠厩舎)
半兄はロングラン(現4勝)。1月末の東京マイルの新馬戦でデビュー勝ち。その後は放牧に出され、ここが2戦目となる。間隔は開いたが、調教内容も良好。前走のレースぶりから中山マイルも合うだろう。鞍上は斎藤新騎手。
●1勝クラス・阪神ダート1800m
エアメテオラ(牡、Goldencents×Nokaze、栗東・池添厩舎)
新馬戦はベラジオオペラ(スプリングS勝ち馬)とクビ差2着で、ショウナンバシット(若葉S1着)に先着。2戦目で勝ち上がり、前走の白梅賞は3着も上位2頭のカルロヴェローチェ、アルジーヌは素質馬で内容は濃い。「母の産駒は芝もこなすが、本領発揮はダート。早めに路線をシフトして2勝目を狙う」と記者の話。初ダートとなるが、半兄エアアルマスはダートの東海Sを勝っており、適性は見込める。
●未勝利・中山芝2000m
フレーヴァード(牡、モーリス×ルージュバック、美浦・大竹厩舎)
母は重賞4勝、オークス2着。2月の東京芝1800mの新馬戦は、中団から脚を伸ばしたものの、逃げ馬を捉えられず2着。今回は2戦目となる。「450キロ前後で牡馬にしては薄手だが、その割に大きめなストライド。成長は奥手の印象で本格化は先々も、未勝利は楽に突破できるだけのレベル」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
●未勝利・中山ダート1800m
グランサバナ(牡、ドレフォン×エンジェルフォール、美浦・田村厩舎)
現在3戦連続2着続き。前走は勝ち馬から5馬身千切られたが、勝ち馬が強すぎただけで、3着には5馬身差、走破時計も悪くない。引き続き川田騎手騎乗とヤル気も十分で、前走だけ走れば初勝利は目前だ。
◆4月2日
●山吹賞(1勝クラス)・中山芝2200m
アームブランシュ(牡、キズナ×ソウルフルヴォイス、美浦・竹内厩舎)
格上げ初戦の葉牡丹賞は9着だったが、前走の弥生賞で一変。後方から追い込んで、勝ち馬タスティエーラから0・2秒差の4着。3着ワンダイレクトにはクビ差まで迫ったが、惜しくも皐月賞出走権利を逃している。その前走は1000mラップ61秒0のスローペースと決して展開に恵まれたわけではない。自己条件に戻り、ここを勝ってダービートライアルに歩を進めたい。
ドゥレッツァ(牡、ドゥラメンテ×モアザンセイクリッド、美浦・尾関厩舎)
昨秋の2戦目で初勝利。差はクビ差だが、破ったサトノグランツはその後に未勝利、ゆきやなぎ賞と連勝しており、価値ある1勝だ。予定してセントポーリア賞を挫石で回避し約4か月半ぶりの一戦となるが、調教は動いており、いきなり好勝負できる状態にある。鞍上は横山武史騎手。
●1勝クラス・阪神芝1600m
マラキナイア(牝、ジャスタウェイ×カウアイレーン、栗東・吉岡厩舎)
昨年6月の中京マイル新馬戦を好タイムで快勝。半兄にステイフーリッシュ(国内外で重賞3勝)がいる血統から活躍も期待されたが、その後3戦は全て着外。「チューリップ賞(9着)は痛恨の出遅れで、最後方から上がり33秒3の脚を駆使。前残りの展開ながら、決め手の鋭さは見せていた。オープンに上がれる素質あり」と記者の話。鞍上も川田騎手に替わり、走り頃だ。
アルナージェイン(牝、リアルスティール×ルナレガーロ、栗東・奥村豊厩舎)
新馬戦はハーツコンチェルトに千切られた2着。以降は6,9着と成績を落としたが、前走でV時回復。先手をとって速めのペースで飛ばすと、最後まで危なげなく2馬身半差の快勝。中京マイル1分33秒6の時計も優秀だった。前走の時計だけ走れば、1勝クラスもすぐに通過できそうだ。
●未勝利・阪神ダート2000m
ウォーターハウス(牡、ロードカナロア×ショウナンパンドラ、栗東・高野厩舎)
母はジャパンC、秋華賞を勝つなど芝で活躍したが、本馬は芝の2戦で大敗。そこで前走ダートを試したところ、後方からのレースだった芝とは一変し、行きっぷりも良好。逃げ粘って2着に入っている。今度もダート戦を選択し、初勝利が近づいている。鞍上は西村淳騎手。
◆主な2歳馬新規入厩
モシーンの21(牡、モーリス×モシーン、美浦・堀厩舎)
半姉プリモシーン(重賞3勝)。セレクトセールでダノックスが4億9500万円(税込)で落札
ボルケーノ(牡、ルーラーシップ×スピードリッパー、美浦・堀厩舎)
母重賞2着2回。おじポップロック(目黒記念2勝、GⅠ2着3回)
セブンマイスター(牡、ドレフォン×ハピネスダンサー、美浦・木村厩舎)
母は5勝。半兄セブンマジシャン(現2勝、京成杯3着)、おばクロノジェネシス(GⅠ4勝)、ノームコア(GⅠ2勝)
シュトラウス(牡、モーリス×ブルーメンブラット、美浦・武井厩舎)
母はマイルCS勝ち馬。半姉フォラブリューテ(紅梅S1着)
フェンダー(牡、モーリス×プリンセスロック、栗東・斉藤崇厩舎)
半姉ブトンドール(函館2歳S勝ち馬)
カズヴィトシャ(牡、ルーラーシップ×ボンジュールココロ、栗東・高柳大厩舎)
半姉シゲルイワイザケ(アルテミスS3着)
トーセンルーカス(牡、マクマホン×トーセンビクトリー、美浦・小桧山厩舎)
母は中山牝馬S勝ち馬。祖母トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯勝ち馬)
シトラール(牡、スワーヴリチャード×ジンジャーパンチ、美浦・萩原厩舎)
半兄ポタジェ(大阪杯勝ち馬)、半姉ルージュバック(重賞4勝、オークス2着)
アスコリピチェーノ(牝、ダイワメジャー×アスコルティ、美浦・黒岩厩舎)
半兄アスコルターレ(オープン特別2勝)、おばタッチングスピーチ(ローズS勝ち馬)、おじサトノルークス(菊花賞2着)
エリカエスティーム(牝、モーリス×メチャコルタ、美浦・宮田厩舎)
半兄ダイヤモンドハンズ(札幌2歳S3着)
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