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【皐月賞】道悪で有利なのは先行馬か差し馬か?『激走ポジション』から突き抜ける馬はコレだ!
2023/4/16(日)
4連勝でG1制覇を狙うフリームファクシ
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週は皐月賞(G1、中山芝2000m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- <1>馬場が渋ればますます前有利
- <2>先行力とパワーが求められる
雨の影響がどこまであるのか気掛かりですが、基本的に馬場が渋れば切れ味が削がれるため前々で運べる馬に分があります。最終コーナー付近で後ろから追いつこうにも一気に進んで行けません。
ここは⑬グラニットが主張して行くでしょう。これに③グリューネグリーンや⑤フリームファクシ、⑨ホウオウビスケッツ、⑩ラスハンメル辺りが続きます。スタート次第では⑯タッチウッドも続くでしょうか。
渋った馬場での平均からハイペースを想定します。2番手集団は平均ペースになるのでは。
⑤フリームファクシはパワーに優れていますが、切れ味勝負では分が悪いため前で立ち回ってこそのタイプ。レーン騎手なら的確な馬場読み、進路取りが期待できそうです。
1コーナー入口
⑬↑↑
⑩⑤③↑
⑯⑨①↑
⑭⑧⑦④↑
⑱⑰⑮②↑
⑫⑪⑥↑
①ソールオリエンスや⑦ファントムシーフ、⑭タスティエーラなど上位人気馬たちはほぼ近い位置関係でお互いをマークしながら運ぶことになります。
外枠の馬からすると終始馬群の外目を走らされるのは嫌でしょうね。折り合いを怖がらずに前へ前へ、内へ内へと進むことができれば中盤以降も上手く流れに乗っていけます。
18頭の上位と下位ではスピード能力にも差があるので徐々に隊列も広がってきます。その時の馬場状態にもよりますが、①ソールオリエンス辺りはどこかで外に出したい気持ちもあるでしょうね。
⑦ファントムシーフは切れ味があって長くいい脚も使えるタイプ。トップスピードになれば簡単には止まらないので、3コーナー辺りからスムーズに動き出せるのが理想です。
直線入口
⑤ ↑⑯⑦⑨⑬↑
⑭ ① ↑
⑧③⑩↑
⑮ ④ ↑
⑫⑥ ②↑
↑
⑱⑰ ↑
⑪ ↑
直線距離は310mと短く、冒頭でも触れたように馬場が渋っていれば後方からの直線一気は困難です。力関係的にも実績のある先行馬たちは簡単に止まりません。
先頭で直線に入ってきそうなのが⑤フリームファクシ。パワーを生かすためにも強気の立ち回りで勝負します。勝負所で流れが動くキッカケはこの馬が握っているのではないでしょうか。
これを目掛けて⑦ファントムシーフ、⑭タスティエーラ、①ソールオリエンスが猛追してきます。パワー、スタミナをフルに発揮しながら抜け出すことができるか?
勝負の決め手は位置取りや進路取りがいかに上手く行くかどうか。馬の能力や馬場適性だけでなくジョッキーの腕も大きな割合を占めることになります。
本命候補:⑦ファントムシーフ
穴馬候補:⑤フリームファクシ
展開予想でおなじみの吉沢宗一さんがレース発走直前のパドックで、よく見える5頭をTwitterで配信しています!
(元JRA騎手)
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