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【3歳馬情報】母は名牝!超良血馬が京都競馬場で一変へ!
2023/5/1(月)
今週から5週連続でG1がスタート。一層の盛り上がりを見せる中、3歳戦も熱い。ダービーへ最後の切符を賭けたプリンシパルSなど見逃せないレースを、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が注目馬を紹介していく。
◆5月6日
●プリンシパルS(リステッド)・東京芝2000m
ダノントルネード(牡、ハーツクライ×シーウィルレイン、栗東・中内田厩舎)
昨夏の新潟・新馬戦を勝利。2,3,5着馬は皐月賞に出走、4着馬は毎日杯に勝利と、倒した相手も強かった。その後1勝クラスを2戦連続2着だが、レース内容は確実に上がっている。1週前調教ではCW6F82秒5-11秒1と抜群の時計をマークし、更に上昇ムード。プリンシパルSはもちろん、京都新聞杯に出ても好勝負できそうな雰囲気だ。
アヴニールドブリエ(牡、エピファネイア×レーヌドブリエ、美浦・宮田厩舎)
2戦目の未勝利戦から、1勝クラスと連勝。前走のすみれSは、早めに仕掛ける強気な競馬も、最後は伸びを欠き3着。だが1着シャザーン、2着ショウナンバシットは皐月賞で6,5着と好走しており、相手が悪かった。切れるタイプでは無く東京芝2000mは合わない気もするが、レーン騎手騎乗でそのあたりはカバーしたい。
●1勝クラス・東京芝1400m
ハーエクセレンシー(牝、ダイワメジャー×ハーエミネンシー、美浦・大和田厩舎)
前走の中山マイル戦は、外から追い上げるも、先に抜け出したメタルスピードに半馬身差届かず2着。その勝ち馬はスプリングS3着、皐月賞4着と好走しており、価値ある一戦だ。前走より1F距離短縮となるが、1400mも好結果を出しており心配なし。前走だけ走れば、勝利は見えてくる。鞍上は横山和騎手。
フォーカルフラワー(牝、ロードカナロア×ソラリア、美浦・国枝厩舎)
半姉カレンブーケドール(GⅠ2着3回)。前走の1勝クラスは、4コーナーを回って先頭に立ったが、ゴール寸前に外から上がってきた2頭に交わされ少差3着と悔しい一戦だった。「背中の感触が良いと評価の高い馬で、バネの利いた走り。道悪の前走も3着に健闘したが、本領発揮は良馬場がベスト。
父系の影響から姉ほど距離は保たないが、1400~1600mで出世は見込める」と記者の話。初勝利を飾った時と同じコース(東京芝1400m)で、2勝目を決めたい。鞍上は横山武騎手。
●1勝クラス・京都芝1600m
シルヴァーデューク(牡、シルバーステート×ヴァナディーズ、栗東・西村厩舎)
現状は1勝クラスに在籍しているが、重賞4戦で3,4,5,4着と好走。前走のアーリントンCも、直線半ばで先頭をうかがうほどの見せ場をつくり、着順(4着)以上のレース内容だった。2走前の自己条件でも4着と、どの相手でも似たような着順だが、今回は相手関係から勝ちたい一戦だ。
ナヴォーナ(牡、ロードカナロア×セリエンホルデ、栗東・矢作厩舎)
2月の東京・新馬戦でデビュー。11秒4-11秒2と加速ラップになったレースを、外から差し切る強い内容で勝ち上がっている。アーリントンCも結果こそ7着だが、キャリア一戦+重馬場と厳しい状況の中で最後は脚を使っており、力は見せている。
半兄がNHKマイルCを制したシュネルマイスターで、ナヴォーナ自身もNHKマイルCに登録(抽選で通れば可能)しているが、平場のこちらに回れば有力だ。
●未勝利・東京ダート2100m
ステラデルシエロ(牡、ダイワメジャー×サザンスターズ、美浦・畠山厩舎)
半姉スターズオンアース(桜花賞、オークス勝ち馬)。芝の2戦は完敗だが、ダートへ行って2,3着と好走。前走も先行2頭が上位に残る展開を、しっかり詰めている。前走に続いてのレーン騎手騎乗。現状のレース内容から、東京ダート2100mにコースが変わることもプラスだろう。
●未勝利・京都芝1400m
レッドテンペスト(セン、リオンディーズ×ストーミーレニー、栗東・笹田厩舎)
デビューから3戦連続2着。前走は2番手追走も、スローペースに持ち込んだルクストヌーヴを捕まえきれずに終わってしまった。ここまで3戦はマイル戦だが、今回は初めての1400m戦。前走で積極策に出られたことから、距離短縮も悪くは無いだろう。鞍上は鮫島駿騎手。
◆5月7日
●橘S(オープン)・京都芝1400m
テラステラ(牡、モーリス×ステラリード、栗東・矢作厩舎)
半兄キングエルメス(京王杯2歳S勝ち馬)。未勝利、万両賞と前目からレースを進めて2連勝。前走のファルコンSは中位から進めたが、直線で伸びを欠き6着に終わっている。今回はオープン特別。好位で流れに乗れれば、上位進出も可能だ。
ヤクシマ(牡、Havana Grey×Satsuma、栗東・寺島厩舎)
小倉の新馬戦を加速ラップで勝利。1月東京のクロッカスSで2勝目を挙げている。アーリントンCは12着と崩れたが、初となるマイルの距離が長かったか。ここは勝ったクロッカスSと同じ1400m。実績のある距離で巻き返しだ。
●1勝クラス(牝馬限定)・京都ダート1800m
パルクリチュード(牝、Gun Runner×グローバルビューティ、栗東・松永幹厩舎)
前走のフラワーCは悔しいレース。好位から抜け出したが、最後は外差し勢に捕まり3着。この日は道悪で内が悪く、同じく好位でレースを進めて4着に敗れたゴールデンハインドが次走のフローラSを勝利していることから、本馬の3着の価値の高さが分かる。デビュー戦で楽勝したダートに戻り、確実に2勝目を挙げたい。鞍上は西村淳騎手。
●未勝利・東京芝2300m
アヴィオンドール(牝、ドゥラメンテ×リュヌドール、美浦・手塚厩舎)
半兄フィエールマン(GⅠ3勝)。3月の中山・未勝利戦でデビュー。経験馬相手に1番人気に支持されたが、スタートで遅れ道中は最後方を追走。メンバー最速上りで追い上げたものの、勝ち馬から0・3秒差の5着が精一杯だった。
「兄よりも更に馬格に恵まれて、牝馬ながらかなりの大型馬。初戦は動き切れなかったが、これだけの大きい馬だけにそれも仕方がない。血筋も奥手で本格化はこの先」と記者の話。牝馬にして530キロ(デビュー戦)の大型馬で、一叩きされた効果は大きいはず。コースも東京に変わり、今度は決めたい。
●未勝利・京都芝2200m
アルタビスタ(牝、ロードカナロア×ブエナビスタ、栗東・松永幹厩舎)
母はGⅠ6勝の名牝。年明けの新馬戦で4着と好走し、2戦目で初勝利の期待も高まったが、不良馬場に苦しんで伸びがなく9着。
「母同様に決して見栄えの良い馬体ではないが、軽く跳ねるような芝向きのフットワーク。前走の道悪では良さが削がれた印象で、パンパンの良馬場で見直したい」と記者の話。前走は参考外。良馬場なら、初勝利も近づいてくる。鞍上は西村淳騎手。
◆2歳馬新規入厩
ルシュクルの21(牝、ロードカナロア×ルシュクル、栗東・中竹厩舎)
半兄ビアンフェ(重賞2勝)、エントシャイデン(フランスGⅠフォレ賞3着2回)、半姉ブランボヌール(阪神JF3着)、おいオオバンブルマイ(重賞2勝)
ランポレッキオ(牝、モーリス×ヴィアメディチ、美浦・林厩舎)
半兄アドマイヤマーズ(香港マイルなどGⅠ3勝)、フレッチア(4勝)
ミッキースターダム(牡、エピファネイア×ベルダム、栗東・音無厩舎)
おばジェンティルドンナ(GⅠ7勝)、ドナウブルー(重賞2勝、GⅠ2着)。セレクトセールで野田みづき氏が1億1200万円(税込)で落札
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