【ローズS】驚異の複勝率50%超え!激走データから浮上した衝撃の穴馬

前走豪快な末脚を見せたラファドゥラ

前走豪快な末脚を見せたラファドゥラ

9月17日(日)に行われるローズステークス(G2、阪神芝1800m)。今年はふたたび阪神での開催に戻る。

2010~2019年の阪神コース開催における計10年の傾向を振り返ってみたところ、驚きのお宝馬が浮上した。それは「前走上がり最速」と「前走4コーナー10番手以降」の2つだ。


・前走上がり最速
[5-3-2-19]勝率17.2%、複勝率34.5%

・前走上がり2位以降
[5-7-8-91]勝率4.5%、複勝率18.0%

・前走4コーナー10番手以降
[7-0-3-29]勝率17.9%、複勝率25.6%

・前走4コーナー1~10番手
[3-10-7-94]勝率2.6%、複勝率17.5%

こうして比較すると、前走内容でレース成績に天と地の差があることがおわかりだろう。

それもそのはず、阪神芝1800mは最初のコーナーまで長くペースが落ち着きやすいうえ、外回りで直線も長い。つまり、決め手の有無が勝敗を分けるコースなのだ。前走で馬群後方からの差し脚を見せ、資質を示した馬たちがここでも好走していると考えれば納得の結果だ。

そしてこれら「前走上がり最速」、「前走4コーナー10番手以降」を両立していた馬だが、該当は意外にも少なく過去10年で11頭。

それにも関わらず全体成績は[5-0-1-5]で勝率45.5%、複勝率54.5%という高水準。中には以下のような、いわゆる伏兵たちも馬券になっていた。

17年1着 ラビットラン(8人気)
15年1着 タッチングスピーチ(7人気)
11年3着 キョウワジャンヌ(7人気)

そして今回も「前走上がり最速」かつ「前走4コーナー10番手以降」に該当した馬がただ1頭存在する。ラファドゥラだ。過去にも颯爽と現れて番狂わせを起こした豪脚の刺客たち。人気薄だからと見限ってしまうのはいささか早計だろう。[データ教官S]