【セントライト記念】過去10年で単複回収率100%超え!最高の条件を満たした2頭!

内目の好枠をゲットしたセブンマジシャン

内目の好枠をゲットしたセブンマジシャン

菊の称号に向け、有力3歳馬たちが集うセントライト記念(G2、中山芝2200m)。このレースには絶対に買っておくべき「枠」が存在することはご存じだろうか?

▼セントライト記念枠番別成績(過去10年)
1枠[0-1-2-7]複勝率30.0%
2枠[2-0-3-9]複勝率35.7%
3枠[2-1-0-12]複勝率20.0%
4枠[2-1-0-13]複勝率18.8%
5枠[1-2-1-14]複勝率22.2%
6枠[1-0-2-15]複勝率16.7%
7枠[1-3-1-14]複勝率26.3%
8枠[0-1-0-18]複勝率5.3%
※新潟で行われた2014年を除く

そう、「2枠」の成績が圧倒的にいいのだ。また複勝率の面では次いで「1枠」が優秀で、総じて内枠が有利である。

「たまたま強い馬が内枠に集まっていたのでは?」と思われるかもしれない。しかし過去に2枠から好走したのは、次のような馬たちだ。


21年1着 アサマノイタズラ(9人気)
18年3着 グレイル(6人気)
15年3着 ジュンツバサ(10人気)
13年1着 ユールシンギング(3人気)

回収率の面でも単勝349%、複勝177%と双方100%を大きく超えており、これも2枠以外にはない特徴だ。ここまでデータが揃えば、もはや単なる運だと言い張るのは無理がある。

なぜここまで内枠が有利なのか。それは、中山2200mというコースが字面以上にタフであるがゆえだろう。スタート後まもなく急な上り坂で、その後は下り坂で動くに動けず、坂の終わる3コーナー付近から非常に長く脚を使うことになる。そしてゴール前にはふたたび急な上り坂……という具合だ。

そのようなコースを3歳馬が走るとなれば、消耗は少ないに越したことはない。事実、過去10年で2枠から馬券内に好走した馬たちはほとんどが内で脚を溜め、直線で他の馬を交わすという競馬をしていた。これこそが、セントライト記念で内枠が有利な理由だ。

今年の内枠、中でも「2枠」を引いた幸運な2頭はセブンマジシャンコレオグラファー。黒色から現れる刺客に目を光らせておかねばなるまい。[データ教官S]