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【2歳馬情報】G1デーの阪神に皐月賞馬の妹が登場!
2023/12/4(月)
冬競馬も2週目。今週は阪神JFに加え香港国際競走も開催されるなど、注目度の高い週末になりそうだ。そんな阪神JF当日の阪神新馬戦には良血馬がそろい踏み。皐月賞馬の妹など多くの良血馬、評判馬を、厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆12月9日
●中山芝1600m
シンバーシア(牝、ロードカナロア×スウィートリーズン、美浦・国枝厩舎)
半兄ディアスティマ(目黒記念2着)。1週前調教(以降も時計は、主に1週前の追い切りのもの)はウッド6F83秒6-11秒8。「成長を促して時間をかけ、デビューは12月に。軽いフットワークで芝向き。追い切りはセーブ気味でも、小気味よい動きで時計も水準以上」と記者の話。鞍上はマーカンド騎手。
ルージュラフェリア(牝、ミッキーアイル×レッドラフェスタ、美浦・尾関厩舎)
母は3勝。追い切りはウッド6F84秒1-12秒0。5Fでは66秒3の好時計をマークしている。鞍上は北村宏騎手。
ドリーミーデイ(牝、Le Havre×デインドリーム、美浦・久保田厩舎)
母は凱旋門賞など欧州G1を5勝。追い切りは坂路53秒5-13秒5。デビューまでに、もう少し時計を詰めていきたい。鞍上は田辺騎手
●中山ダート1800m
トーセンレスター(牡、マインドユアビスケッツ×ケアレスウィスパー、美浦・加藤征厩舎)
半兄トーセンバジル(香港ヴァーズ3着)、おじトーセンジョーダン(天皇賞・秋勝ち馬)、トーセンホマレボシ(京都新聞杯1着、日本ダービー3着)。ウッド6F85秒3-12秒2と時計はそこまで目立たないが、追い切りの内容から、まだまだ詰められる余地はある。
フィッツジェラルド(牡、イスラボニータ×ワイルドフラッパー、美浦・新開厩舎)
母は交流重賞3勝。1週前はウッド6F86秒6-11秒8と全体時計は遅めだが、2週前はウッド6F84秒2-11秒9と水準レベルに近い時計は出ている。鞍上は大野騎手。
●阪神芝1400m
クワイトポッシブル(牝、レイデオロ×オールポッシブル、栗東・小崎厩舎)
母は5勝、アイビスサマーダッシュ3着。2週前はCW6F83秒5-11秒6と終いに上々の時計を出し、1週前はCW6F81秒8-12秒2と、全体時計が目立っている。なお翌日の阪神マイル戦に回る可能性もある。
シャインズオンユー(牡、サトノクラウン×フローラルダンサー、美浦・青木厩舎)
母は2勝。4代母は、ベテランPOGファンには懐かしいダイナシュガー(桜花賞トライアル・4歳牝馬特別勝ち馬)。1週前はウッド6F85秒9-12秒1だが、2週前はウッド6F83秒9-12秒2、5Fでは66秒8と水準レベルの時計はクリアしている。鞍上は岩田康騎手。
◆12月10日
●中山芝1800m
リュケイオン(牡、モーリス×リカビトス、美浦・奥村武厩舎)
母(4勝)はデビューから3連勝し、G1にも出走。おばコルコバード(5勝)もG1に出走している。追い切りはウッド6F83秒0-11秒5、5Fでは66秒0の好時計をマークしている。鞍上は石川騎手。
チザルピーノ(牡、ドレフォン×マローブルー、美浦・堀厩舎)
母は4勝で、3度出走した重賞競走全てで掲示板に載っている。調教はウッド6F82秒5-11秒6の好時計をマークし、初戦から好勝負を期待したい。
●阪神芝2000m
ヤングスカーレット(牡、サトノアラジン×スカーレット、栗東・杉山晴厩舎)
半兄アドミラブル(青葉賞勝ち馬、日本ダービー3着)、半姉エスポワール(ターコイズS2着)、おじヴィクトリー(皐月賞勝ち馬)、リンカーン(GⅠ2着3回)。時計はCW6F81秒6-11秒7。
「ウッドチップ長めからビッシリと追われており、動きも時計も上々。兄アドミラブルは2400mで好成績を残したが、こちらは父が替わって1600〜2000mあたりが適性か」と記者の話。鞍上はムルザバエフ騎手。
ストーンズ(牡、ドゥラメンテ×ジェイウォーク、栗東・友道厩舎)
母は北米G1を2勝、アメリカ2歳チャンピオン。セレクトセール3億3000万円(税込)。1週前までに速めの追い切りを3本消化し、CW6F82秒台、1F11秒台半ばの時計を2度マークと、仕上がりは良さそうである。鞍上はモリス騎手。
●阪神芝1600m
ウィズアリープ(牝、ドゥラメンテ×アタブ、栗東・杉山晴厩舎)
全兄ルガル(重賞2着2回)。1週前の坂路53秒0-12秒4も上々だが、特に2週前の坂路52秒3-12秒1は優秀だ。
「初の追い切りとなった11月22日(2週前追)は、厩舎のオープン馬ガイアフォースに食らいつく動き。攻め不足でもあれだけ動けるあたりに、非凡な能力を感じさせる。兄同様に短距離志向が強そう」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
チルカーノ(牝、ハービンジャー×アロマティコ、栗東・高野厩舎)
母はG1で3着2回。半兄ジオグリフ(皐月賞勝ち馬)。時計は坂路56秒3-12秒5。全体は目立たないが、終いは12秒5。高野厩舎はこれくらいの時計で結果を残している馬もいるので心配ない。鞍上はムルザバエフ騎手。
ミスズサンダスノー(牝、サンダースノー×スズカローラン、栗東・長谷川厩舎)
半兄スズカデヴィアス(新潟大賞典勝ち馬)、半姉レイホーロマンス(愛知杯2、3着)。時計は坂路53秒9-12秒0。坂路で上り1F12秒ジャストは評価できる。
ウィップスティッチ(牝、スワーヴリチャード×メンディド、栗東・庄野厩舎)
母は北米G1で2着。半姉ポリーフォリア(2勝)。2週前は坂路53秒4-12秒1、1週前はCW6F81秒7-11秒9と、違うコースでともに好内容の追い切りをこなしている。鞍上はデムーロ騎手。
●中京ダート1400m
マサレエトワール(牝、Mendelssohn×ヴァイブランス、栗東・安田翔厩舎)
母はブリーダーズCジュヴェナイルフィリーズ3着。2週前は坂路52秒6-12秒8、1週前はCW6F84秒5-11秒7をマークしている。
◆2歳馬新規入厩
ロディニア(牡、キズナ×ミスベンバリー、美浦・高柳瑞厩舎)
半兄パンサラッサ(サウジC、ドバイターフ勝ち馬)、エタンダール(青葉賞2着)、半姉ディメンシオン(京成杯AH2着)
ドナウワルツ(牝、モーリス×ドナウブルー、美浦・手塚厩舎)
母は重賞2勝、ヴィクトリアマイル2着。半姉ドナウデルタ(6勝、阪神牝馬S3着)、おばジェンティルドンナ(G1を7勝)
ワールズエンド(牡、ロードカナロア×リラヴァティ、栗東・池添厩舎)
母はマーメイドS勝ち馬。半姉ストゥーティ(チューリップ賞3着)。
キングピン(牡、ハーツクライ×ラブリーベルナデット、栗東・四位厩舎)
半姉グランベルナデット(忘れな草賞1着)。セレクトセール2億2000万円(税込)
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