【カペラS】勝ち馬多数も人気薄!波乱含みのダート重賞で狙いたい爆穴2頭

19年カペラSを藤田菜七子騎手を背に勝ったコパノキッキング

19年カペラSを藤田菜七子騎手を背に勝ったコパノキッキング


12月10日(日)に行われるカペラステークス(G3、中山ダ1200m)。寒風ふきすさぶ冬の砂上で、スピード自慢のダート馬たちがしのぎを削ります。

そしてダートの重賞となれば、やはり期待したくなるのは波乱決着。先週のチャンピオンズCでは12番人気ウィルソンテソーロが2着に入り、3連単190万馬券がが飛び出しました。さすがに重賞がこれほどの荒れ方をすることはそうそうありませんが、とはいえいつでも夢は忘れずにおきたいもの。

そこで今回はカペラSでとっておきの穴馬2頭をご紹介します!

最初に注目したのは「距離」です。カペラSはスプリント戦とあって先述したようにスピード自慢の馬が集まりますが、それゆえにレースのペースも流れがち。また中山特有の急坂も相まって、単なるスピードだけで押し切ることは困難です。

好走のためには1200m以上の距離でも通用するスタミナをも兼ね備えている必要があり、それゆえに「距離短縮」組がやや優勢。実際に過去10年のデータをご覧いただきましょう。

▼カペラS前走距離別成績
距離短縮[6-4-5-51]
勝率9.1% 複勝率22.7%

同距離 [4-6-5-74]
勝率4.5% 複勝率16.9%

距離延長[0-0-0- 4]
勝率0.0% 複勝率 0.0%
(※過去10年)

距離短縮で出走してきた馬は同距離のローテーションを踏んできた馬に比べておよそ倍近い勝率。複勝率でも上回っており、馬券に絡みやすいことがわかります。

今回「距離短縮」で臨むのは、浦和1400mからオーロラテソーロ、東京1600mからベルダーイメル、東京1400mからピンシャン、メタマックスと計4頭。

少々多いので、ここからさらに「前走コース別」で成績を絞り込んでみましょう。

▼カペラS前走コース別成績
浦和ダ1400m[2-1-0- 2]
勝率40.0% 複勝率60.0%

東京ダ1600m[1-0-2- 2]
勝率20.0% 複勝率60.0%

東京ダ1400m[1-1-1-20]
勝率4.3% 複勝率13.0%
(※過去10年)

いずれのローテーションからも好走馬が出ているものの、勝率・複勝率を比べれば差は一目瞭然。この理由として前走東京ダ1400mの組はすべてオープン戦からの参戦であり、一方で残るふたつの組はJBC、テレ玉杯、武蔵野Sといった重賞からの参戦と、同じ距離短縮でも前走のレースレベルが大きく異なる点が挙げられそうです。

また近年では22年リメイクや19年コパノキッキングなど、前走重賞の組から優勝馬が出ることもしばしば。よって、同様に前走重賞を戦ったオーロラテソーロ(前走オーバルスプリント3着)とベルダーイメル(前走武蔵野S6着)はいずれも好走が期待できる2頭と言えるでしょう。

どちらもオッズ的には軽視されていそうなだけに、ぜひとも馬券に加えておきたいところです!