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【2歳馬情報】有馬記念週の中山で名牝の弟がデビュー!
2023/12/18(月)
いよいよ一年の総決算、有馬記念がやってきた。2歳新馬戦もあと3日、今週も各厩舎の期待馬がデビューする。注目馬が揃う有馬記念デーの中山新馬戦や、牝馬2冠馬の半弟がデビューする土曜の中山新馬戦など、2歳戦も見どころタップリ。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆12月23日
●中山芝1800m
ニュージーズ(牡、リアルスティール×ミュージカルウェイ、美浦・木村厩舎)
半姉ミッキークイーン(オークス、秋華賞勝ち馬)、めいブレイディヴェーグ(エリザベス女王杯勝ち馬)。1週前の調教時計(以降も時計は、主に1週前の追い切り)は、ウッド6F82秒5-11秒6。全体、終いともに上々で、初戦から期待できる。
ポルトフェリス(牝、エピファネイア×ポルトフィーノ、美浦・栗田厩舎)
母はエルフィンS1着。半兄ポルトドートウィユ(重賞2着2回)、祖母エアグルーヴ(G1を2勝)。時計はウッド6F86秒7-12秒5。「一族は気性の難しいところがある血統で、稽古もセーブ気味。それでも動きは軽快で、馬体もこの一族らしい品のあるシルエット」と記者の話。鞍上はドイル騎手。
ダノンホイットニー(牝、ミッキーロケット×ダノンチェリー、美浦・大竹厩舎)
おじドンフランキー(プロキオンSなど交流含む重賞2勝)。追い切りはウッド6F80秒8-11秒7。6Fの時計は、木曜日のウッドで古馬を含めても2番目に速く、上り3F36秒2も優秀だ。
●中山ダート1800m
ウェーブロック(牡、リアルスティール×メリート、美浦・萩原厩舎)
母は豪州G1を2勝。半兄キャンベルジュニア(重賞2着3回)。時計はウッド6F85秒7-11秒9。まだ動ききれていないようなので、更に上積みを図りたい。
リムショット(牡、ヘニーヒューズ×ティンバレス、美浦・中川厩舎)
母は3勝、エンプレス杯3着。おじアドマイヤメジャー(6勝)、エルマンボ(5勝)。追い切りはウッド6F83秒6-12秒6の時計をマークしている。
●阪神芝2000m
セウタ(牝、シルバーステート×アビラ、栗東・辻野厩舎)
半兄カテドラル(京成杯AH勝ち馬、NHKマイルC3着)、ジェベルムーサ(エルムS勝ち馬)。1週前はこれまで以上に負荷をかけたこともあり、CW6F84秒4-11秒7と終いの時計を大きく詰めている。鞍上は鮫島駿騎手。
レッドクレメンス(牡、ブリックスアンドモルタル×ヴゼットジョリー、栗東・安田隆厩舎)
母は新潟2歳S勝ち馬。追い切りはCW6F86秒8-12秒2と、タフな馬場が影響したようで少し時計がかかっている。鞍上は北村友騎手。
●阪神芝1400m
ナムラアトム(牡、リアルインパクト×サンクイーン2、栗東・長谷川厩舎)
半姉ナムラクレア(重賞4勝、高松宮記念2着)。時計はCW6F82秒7-11秒5。「父は替わったが、姉同様にコンパクトなスプリント体型。長めから追い切った1週前の稽古が上々。スピード一辺倒ではなく、追って味もある」と記者の話。鞍上は浜中騎手。なお翌日のマイル戦に回る可能性もある。
レザンクレール(牝、キズナ×マンビア、栗東・西村厩舎)
半姉サンテローズ(4勝)、ミッキーハーモニー(3勝)。CW6F82秒6-11秒7と水準をクリアする時計をマークし、古馬オープンに先着している。
◆12月24日
●中山芝1600m
クーリッジテソーロ(牡、シルバーステート×マイビビアーヌ、美浦・栗田厩舎)
全兄メタルスピード(皐月賞4着)。17日の中山マイル戦を除外となり、ここへ回る予定。12月7日にはウッドで1F11秒0と強烈な時計をマーク。1週前となる13日はウッド6F83秒5-11秒9。「シルバーステート産駒らしく、素軽い動きと芝向きのフットワーク。時計的にも動いており、能力は水準を超えるモノがある」と記者の話。鞍上は菅原明騎手。
チザルピーノ(牡、ドレフォン×マローブルー、美浦・堀厩舎)
母は4勝。1週前はウッド6F81秒5-11秒7で、上り3F35秒9も優秀。2週前もウッド6F81秒8と好時計を連発している。
ジュビランス(牝、ロードカナロア×ジョプリン、美浦・木村厩舎)
母はドイツG1を4着。9日の中山マイル戦を除外。2週延ばして当レースを予定している。時計はウッド6F86秒3-11秒6。11月半ばから速めの時計を出しており、仕上がりは進んでいる。
フェルメール(牡、リアルインパクト×レーゲンボーゲン、美浦・萩原厩舎)
半兄レインボーライン(天皇賞・春勝ち馬)、半姉アニメイトバイオ(ローズS勝ち馬、G1で2着2回)。ウッド6F84秒3-11秒5と、上りの時計は上々だ。
キングオリヴァー(牡、ロードカナロア×リアオリヴィア、美浦・奥村武厩舎)
おばリアアメリア(ローズS、アルテミスS勝ち馬)。追い切りはウッド6F81秒7-12秒1。併せた相手に遅れたようだが、時計は出ている。鞍上はマーカンド騎手。
シンバーシア(牝、ロードカナロア×スウィートリーズン、美浦・国枝厩舎)
半兄ディアスティマ(目黒記念2着)。9日の中山マイル戦を除外となり、17日のマイル戦を予定も、右眼に外傷を負って回避。改めて当レースを予定している。時計はウッド6F86秒1-11秒7。デビューが伸びたことで調教量も豊富だ。
●中山ダート1200m
チャルドーニ(牝、ロゴタイプ×アルデンテ、美浦・林厩舎)
16日の中山ダート1200m戦を除外になり、ここへ回る予定。追い切りは坂路54秒1-12秒3。11月半ばより速めの時計を何本も出しており、仕上がりは他馬以上に進んでいる。
●阪神芝1600m
シングルハーテッド(牝、ハーツクライ×シングルゲイズ、栗東・吉岡厩舎)
母は豪州G1勝ち馬。1週前は水曜日に芝で追い切りられ6F85秒台、1Fは12秒台半ば、土曜日には坂路52秒2の好時計を出している。鞍上は西村淳騎手。
スマートスピア(牡、キズナ×レジェトウショウ、栗東・池江厩舎)
母は5勝。半兄スマートクラージュ(重賞3着3回)、おじトウショウドラフタ(ファルコンS勝ち馬)。1週前はCW84秒5-11秒5、2週前はCW6F81秒7の好時計が出ている。
●阪神ダート1400m
クリノキングマン(牡、ラブリーデイ×フィルス、栗東・高橋康厩舎)
半兄ナンヨーマーク(4勝)、半姉バートラムガーデン(4勝)、トラベログ(3勝)。坂路54秒8と全体時計は遅いが、上り1Fは11秒9と強烈な脚を繰り出してる。
◆2歳馬新規入厩
シャイニングソード(牡、Frankel×スタセリタ、栗東・中内田厩舎)
母は欧州でG1を4勝、北米でG1を2勝。全姉ソウルスターリング(オークス、阪神JF勝ち馬)、シェーングランツ(アルテミスS勝ち馬)、めいスターズオンアース(オークス、桜花賞勝ち馬)
レーヌクロード(牝、オルフェーヴル×ロザリンド、栗東・小栗厩舎)
全兄オーソリティ(重賞4勝、ジャパンC2着)
ラセーヌシュメール(牝、ロードカナロア×ラクレソニエール、美浦・菊沢厩舎)
母はフランスオークス、フランス2000ギニー勝ち馬
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