【ホープフルS】これぞ一族譲りの末脚!牝馬レガレイラが良血対決を制する

豪快に差し切り牡馬を撃破したレガレイラ

豪快に差し切り牡馬を撃破したレガレイラ

12月28日(木)、5回中山9日目11Rで第40回ホープフルステークス(G1)(芝2000m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の2番人気・レガレイラ(牝2、美浦・木村厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:00.2(良)。

2着には3/4馬身差で1番人気・シンエンペラー(牡2、栗東・矢作厩舎)、3着には2馬身差で13番人気・サンライズジパング(牡2、栗東・音無厩舎)が続いて入線した。

勝ったレガレイラは曾祖母にウインドインハーヘアを持つ良血。直仔であるディープインパクトブラックタイドはもちろん、同じく16年のホープフルSを制したレイデオロなども近親にあたる。

その血が大一番のここで騒いだか、前走アイビーSでも見せた末脚が爆発。同じく良血であるソットサスの全弟シンエンペラー含む牡馬たちを競り落とし、本レースのG1昇格以降は初となる牝馬での勝利を掴み取った。

また新種牡馬スワーヴリチャード産駒は初年度産駒でいきなりのG1馬を輩出と好調な滑り出し。新世代の怪物牝馬が、来年も台風の目になっていきそうだ。

馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム

  • レガレイラ
  • (牝2、美浦・木村厩舎)
  • 父:スワーヴリチャード
  • 母:ロカ
  • 母父:ハービンジャー
  • 通算成績:3戦2勝
  • 重賞勝利:
  • 23年ホープフルS(G1)


  • 1着レガレイラ C.ルメール騎手
    「後ろからになりましたが、良い脚を最後使ってくれました。3、4コーナーの手応えはすごい良かったですが、前の馬がフラフラしていて、どこがいけるか迷ったけれど、大外に出したら鋭く反応してくれました。

    デビュー戦から能力を見せてくれました。凄く良い脚を使ってくれたので、来年も楽しみです。2000mでも乗りやすかったです、距離伸ばしても良いと思います。

    最高の1年でした。G1も50勝目で凄く嬉しいです。1年間、ファンの皆さんの応援はすごかったです、ありがとうございました。よいお年を」

    1着レガレイラ 木村調教師
    「状態はかなり良かった。ゲートをしっかり出られるかが心配だった。4コーナーは外を回されたが 開き直って見ていた。前走は期待を裏切ってしまったのに、ファンに支持してもらって、期待に応えられて喜ばしい。

    あけて3歳はまだ未知数。疲れを取る事が大事。3歳になって、「こうあるものだ」というローテーションにはしない方が良いと思っている。返し馬も良いフットワークで、走り出したら真面目で集中力がある。オンオフの切り替えが出来る。それが維持できるように」

    2着シンエンペラー ムルザバエフ騎手
    「調教も競馬も上手に走ってくれた。外からキレる馬が来て、その差が出てしまった。1頭になったのが早かった。最後もファイトしてくれたが、ゴールだった。子供っぽいところがあるが、良い馬」


レガレイラ
レガレイラ

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