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【3歳馬情報】G1を3勝した名馬の妹がクラシックへ負けられない戦いに挑む!
2024/2/19(月)
いよいよ今週で現3歳世代の新馬戦は終了。最後の新馬戦にも母はオーストラリア遠征を敢行しG1馬となったあの名牝という良血馬が登場する。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆2月24日
●水仙賞(1勝)・中山芝2200m
ターコイズフリンジ(牡、ブラックタイド×アズールムーン、美浦・田中博厩舎)
母は2勝。おばエスメラルディーナ(交流GⅡ関東オークス勝ち馬)、おじコンシリエーレ(5勝、サウジダービー3着)。「530キロを超す大型馬で、ダイナミックな走り。まだまだ気性的に幼く、血統的にも奥手の印象だが、体幹は強く、結果次第ではダービー候補に名を挙げる可能性がある」と記者の話。鞍上は戸崎騎手。
クリスマスパレード(牝、キタサンブラック×ミスエリカ、美浦・加藤士厩舎)
12月の中山芝2000mでデビューし、見事な逃げ切り。12秒1-11秒8の加速ラップでフィニッシュしたように内容も濃い。前走から間隔は開いたが、追い切りを見る限り仕上がりは良好。開幕週の馬場を味方に、先行策から押し切りたい。鞍上は石川騎手。
●未勝利(牝馬限定)・中山ダート1800m
ルージュグレイシア(牝、ドゥラメンテ×ドライヴンスノー、美浦・高柳瑞厩舎)
半姉ルージュスティリア(中京記念3着)。11月の東京芝1800m戦でデビュー。好スタートから先手をとったものの、直線で失速し8着。当時騎乗したジョッキーの進言もあり、2戦目はダートを選択した。これが正解なら、着順も大きく上げてくるだろう。鞍上は菅原明騎手
●未勝利・阪神芝1600m
エルミラージュ(セ、アルアイン×エラクレーア、栗東・池江厩舎)
半姉フミバレンタイン(2勝)。デビュー戦は2番人気に推されたが、初の実戦で落ち着きがなくレース前から消耗。結果は9着に終わっている。鞍上のモレイラ騎手からのアドバイスもあって去勢手術を行い、ここが復帰戦の予定だ。レース当日はパドック、返し馬で入れ込みがないかチェックしたい。鞍上は藤岡康騎手。
◆2月25日
●デイジー賞(1勝クラス・牝馬限定)・中山芝1800m
イゾラフェリーチェ(牝、サトノクラウン×ケイティーズハート、美浦・鹿戸厩舎)
半兄エフフォーリア(有馬記念などG1を3勝)、半姉ペリファーニア(桜花賞3着)。「ダートの未勝利戦で3馬身半差の楽勝。メンバー的にも手薄なダートで勝ち上がったけど、血統的にも真価を発揮するのは芝でしょう。兄も3歳になって大きく成長しており、妹も素質開花があって不思議ない」と記者の話。鞍上は戸崎騎手。
●未勝利・中山芝1600m
タッチアンドムーブ(牡、ハービンジャー×タッチザピーク、美浦・栗田厩舎)
母は紅梅S1着。半兄ピークトラム(中京記念2着)、ベストタッチダウン(5勝)。当レースでデビュー予定。1週前の追い切りはウッド6F83秒0-11秒8と、水準をクリアする時計は出ている。鞍上は岩田望騎手。
●未勝利・阪神1600m
サロニコス(牝、ロードカナロア×サロニカ、栗東・松下厩舎)
母はエルフィンS1着。おじサリオス(朝日杯FS勝ち馬)、おばサラキア(G1で2着2回)、サリエラ(重賞2着2回)、サフィラ(アルテミスS2着)。「秋に3戦して2着2回、3着1回の安定した成績。良血らしい軽さが強調された走り。一戦毎に体が減っていたが、ひと息入れて馬体はふっくら。未勝利クラスの卒業は時間の問題」と記者の話。鞍上はムルザバエフ騎手。
スターリングアップ(牝、ブリックスアンドモルタル×ソウルスターリング、栗東・松永幹厩舎)
母はオークス、阪神JF勝ち馬。おばシェーングランツ(アルテミスS勝ち馬)。血統を考えると、デビュー戦の8番人気はビックリだが、それだけ好メンバーだったということ。レースはメンバー最速上りをマークして5着と血統馬らしく素質の一端は見せてくれた。社台Fが力を入れているブリックスアンドモルタル産駒の中でも特に期待の高かった一頭で、早くに未勝利クラスは卒業したい。鞍上は池添騎手。
ルージュリリカル(牝、エピファネイア×レッドセシリア、栗東・杉山晴厩舎)
母は阪神JF3着。おじレッドセインツ(新潟2歳S3着)。11月の京都芝1600m戦でデビュー。424キロの小柄な本馬に重馬場はきつい条件だったと思われるが、それでも2着入線と力を見せた。折り合いの難しいところはあるが、落ち着いて走れれば勝機だ。鞍上は松山騎手。
●未勝利・阪神ダート2000m
アーマルコライト(牡、ジャスタウェイ×ムーングロウ、栗東・寺島厩舎)
芝の短距離路線で活躍する半兄モントライゼ(京王杯2歳S勝ち馬)と違い、こちらはダートの中距離がメイン。近4戦は2、3、3、2着と全て馬券に絡んでいる。特に前走は勝ち馬に半馬身差まで迫り、初勝利にもう一歩。ズブいところがあるので、2000mへの距離延長もプラスになるだろう。鞍上はムルザバエフ騎手。
●未勝利・小倉芝1800m
ラントリサント(牝、ドレフォン×ローズノーブル、栗東・吉岡厩舎)
母は4勝。半兄ジュビリーヘッド(函館SS2着2回)。ここまで2戦し、ともに3着。前走は緩い馬場に苦しみ最後の一押しが足りなかったようなので、良馬場を願いたい。鞍上は北村友騎手。
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