【2歳馬情報】福永厩舎の超高額馬が武豊騎手を背にデビュー！

【朝日杯フューチュリティステークス】来年の主役？いいえ、ここが本番です。攻略のカギは完成度！

提供：重賞トレンドジャッジ

秋の東京開催、京都開催も折り返し地点を過ぎた。毎週のように多くの素質馬たちがデビューしているが、今週も名牝たちの産駒など多くの素質馬、良血馬たちがスタンバイ。厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していこう。

◆11月9日


●東京芝1800m

アセンブリールーム(牡、リアルスティール×シャンデリアハウス、美浦・中川厩舎)
母は4勝。半兄ギャンブルルーム(現2勝、札幌2歳S3着。※現役馬の成績は11月1日現在、以降同)、おじオレハマッテルゼ(高松宮記念勝ち馬)、フラアンジェリコ(京成杯AH勝ち馬)、おばエガオヲミセテ(重賞2勝)。1週前追い切り(以降も時計は、主に1週前のもの)はウッド5F68秒2－12秒0だが、2週前にはウッド6F82秒0－11秒5の好時計が出ている。鞍上はマーカンド騎手の予定。

カザンラク(牡、シルバーステート×ヴィアンローズ、美浦・嘉藤厩舎)
半兄シュヴァリエローズ(現4勝、京都大賞典勝ち馬)。追い切りは、ウッド6F83秒4－12秒1。2週前にはウッド6F81秒5－11秒7の速い時計をマークしている。

●東京芝1600m(牝馬限定)

マイクインダム(牝、ロードカナロア×マニーズオンシャーロット、栗東・中内田厩舎)
母は北米G3勝ち馬、G1で2着。セレクトセール1億7600万円(税込)。 追い切りは終い重点にCW5F71秒7－11秒3。その4日前の坂路では54秒7－12秒2の時計が出ている。

ルージュナリッシュ(牝、ドレフォン×レッドラヴィータ、美浦・国枝厩舎)
母は3勝。半兄マテンロウスカイ(現5勝、中山記念勝ち馬)、おじレッドデイヴィス(重賞3勝)。9月15日の中山マイル戦でデビュー予定も、骨瘤で放牧。その後の回復は順調で、10月半ばに美浦に帰厩している。

1週前はウッド5F68秒4－12秒2と目立たないが、放牧前の9月5日にはウッド5F65秒8－11秒9と水準をクリアする時計は出ている。鞍上は横山和騎手の予定。

ジョイフルニュース(牝、ロードカナロア×ジョイニキータ、美浦・大竹厩舎)
母はアルゼンチンG1勝ち馬。1週前はウッド6F82秒1－11秒3、2週前はウッド6F81秒0－11秒5と好時計を連発している。鞍上は佐々木騎手の予定。

●京都芝1600m

アスクセクシーモア(牡、キタサンブラック×アイムオールレディセクシー、栗東・福永厩舎)
母は北米G3を3勝。セレクトセール3億1900万円(税込)。追い切りはCW6F81秒8－11秒3。3週前にもCW6F80秒5－11秒2と優秀な時計をマークしており、初戦から期待大。鞍上は武豊騎手。

ミニトランザット(牡、エピファネイア×イチオクノホシ、栗東・杉山佳厩舎)
母は2勝(重賞2着2回)。全姉イフェイオン(現2勝、フェアリーS勝ち馬)、おばコスタボニータ(現5勝、福島牝馬S勝ち馬)。｢1週前追いは格上のオープン馬、3勝クラスの馬と併せ、食らいつく動き。芦毛の毛色もあって当初は体つきをボテっと見せたが、徐々に素軽さが出てきた｣と記者の話。追い切りはCW5F69秒7、上がり2Fは11秒5－11秒4と終いに速い時計が出ている。

プレスジャンケット(牝、ドゥラメンテ×フォトコール、栗東・渡辺厩舎)
母は北米G1を2勝。追い切りはCW5F72秒3と全体は遅いが、終いは1F10秒9の高速時計をマークしている。鞍上はCデムーロ騎手の予定。

ウインシャーガス(牝、キズナ×ウインアキレア、栗東・杉山晴厩舎)
母は3勝。半姉ウインアキレウス(3勝)、おじドリームバレンチノ(JBCスプリント勝ち馬)、ウインムート(交流重賞2勝)。CW6F80秒9－11秒7と、木曜日の2歳・3番時計をマークしている。

●京都ダート1800m

フルセンド(牝、エピファネイア×ゼラスキャット、栗東・福永厩舎)
半姉エンスージアズム(フラワーC2着)。追い切りはCW5F68秒7－11秒6。鞍上は今村騎手の予定。なお翌日のダート1400mに出走の可能性もある。

●福島芝2000m

レジーナシルバルム(牝、レイデオロ×グリューネワルト、美浦・武井厩舎)
母は2勝。半姉ディアンドル(重賞2勝)、おじシェーンヴァルト(デイリー杯2歳S勝ち馬)。追い切りはウッド6F82秒0－12秒5と全体時計は悪くない。

◆11月10日

●東京芝1600m

スターエンブレム(牡、ロードカナロア×リッスン、美浦・林厩舎)
半姉タッチングスピーチ(ローズS勝ち馬、G1で3着)、半兄サトノルークス(菊花賞2着)、姪アスコリピチェーノ(現4勝、阪神JF勝ち馬)。追い切り時計はウッド5F70秒8－11秒9。

｢コンパクトなシルエットで牡馬にしては薄手だが、そのぶん仕上がりは早い。スピードタイプで、軽い芝が合いそう｣と記者の話。鞍上は菅原明騎手の予定

●京都芝2000m

ロードアルディート(牡、ドゥラメンテ×デルフィーノ、栗東・杉山晴厩舎)
母は3勝。半兄ロードデルレイ(現5勝)。CW6F81秒4－11秒7と上々の時計をマークしている。｢CWで長めから入念な乗り込み。良血馬らしい上品なシルエットで馬体の良さは目立つ。奥手の印象もあるが、素材は確か｣と記者の話。鞍上は松山騎手の予定。

サヴォンリンナ(牝、サトノダイヤモンド×サイマー、栗東・田中克厩舎)
半兄サンライズジパング(現3勝、不来方賞勝ち馬)。追い切りは、CW6F81秒7－11秒5の好時計をマークしている。鞍上は北村友騎手の予定。

●京都ダート1400m(牝馬限定)

ブロンドエール(牝、ヘニーヒューズ×プラチナブロンド、栗東・中村厩舎)
母は3勝。おじサーブルオール(平地5勝、障害2勝)、ジャンカズマ(現4勝)。追い切りは坂路51秒8－12秒5の好タイムをマークしている。

●福島ダート1700m

ランフォザプライド(牡、ナダル×エミーズプライド、美浦・高木厩舎)
半兄クラウンプライド(現6勝、海外・交流含む重賞4勝、G1で2着3回)、おばホウオウエミーズ(福島記念勝ち馬)。11月3日福島ダート1700m戦を除外となり、当レースを目標に切り替えている。追い切りはウッド5F67秒3－11秒9。鞍上は丹内騎手の予定。