【ジャパンカップ】「ドウデュースvsチェルヴィニア」馬券の日本総大将はどっち?

G1連勝を狙うドウデュース&武豊騎手

G1連勝を狙うドウデュース&武豊騎手


11月24日(日)のジャパンカップ(G1、東京芝2400m)は、海外の強豪も多数参戦とあって一筋縄ではいかない雰囲気。その中でも注目を集めるのが2頭の日本馬、ドウデュースチェルヴィニアです。

かたやG1競走4勝のダービー馬、かたや牝馬クラシック連勝のオークス馬。この2頭のどちらを上に見るべきかで悩んでおられる方も多いことでしょう。

そこで今回は、様々な観点からこの2頭を徹底検証。どちらが馬券の日本総大将……。すなわち、軸に相応しいかを見極めていきたいと思います!

▼①種牡馬成績
ハーツクライ×牡馬 [23-17-19-164]
勝率10.3%、複勝率26.5%
ハービンジャー×牝馬[ 6- 5- 4- 37]
勝率11.5%、複勝率28.8%
(※過去10年)

まずは種牡馬成績です。産駒数には違いがあるものの、いずれも勝率・複勝率はほぼイーブン。どちらも東京芝2400mのG1を勝利していることからも適性は証明済み。当然ながら、これだけでは勝敗はつきそうにありません。

▼②「ダービー馬vsオークス馬」成績
ダービー馬[1-3-2-11]複勝率35.3%
・3冠馬
21年1着 コントレイル
20年2着 コントレイル

オークス馬[2-1-2- 5]複勝率50%
・3冠牝馬
23年2着 リバティアイランド
20年1着 アーモンドアイ
20年3着 デアリングタクト
19年1着 アーモンドアイ
(※過去10年)

続いて気になるのは、ダービー馬とオークス馬のジャパンカップにおける成績。いずれも高い複勝率を誇っているのはさすがの貫禄ですが、そんなハイレベルな戦いの中でも、オークス馬が勝ち馬の頭数、複勝率ともに優勢。ただ性別に関わらず、ともに勝ち馬は3冠馬であった点は少々気になります。

とはいえ、当項目の対決はチェルヴィニアに軍配。また馬券になったオークス馬の多くが3歳時の挑戦であったことも同馬にとっては心強い追い風です。

▼③年齢別成績
3歳[1-4-2-17]
勝率4.2%、複勝率29.2%
5歳[4-3-4-31]
勝率9.5%、複勝率26.2%
(※過去10年)

最後に年齢別の成績では、5歳馬が勝率、勝ち馬の数ともに圧倒。複勝率では3歳馬も悪くありませんが、こと勝利という観点ではドウデュースに味方するデータと言えるでしょう。

以上3つの項目に渡って比較したものの、結果は両者甲乙つけがたいまったくの互角。それでも強いて優劣をつけるのであれば、①②の2項目でわずかとはいえリードしたチェルヴィニアが軸として相応しいものと判断します!

古馬が意地を見せるか、若い才能の勝利か……。世紀の対戦をこの目でしかと見届けましょう!