皐月賞馬/新コンビで2冠に挑む

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ダービーは痛恨の出遅れが響いて⑨着に敗れた皐月賞馬ヴィクトリー(牡3、栗東・音無厩舎)は岩田康騎手とのコンビで秋の路線に挑むことが決定した。
「現在はリフレッシュ放牧中。復帰戦は神戸新聞杯、そして菊花賞に進むことになりそう」と東田助手。

天皇賞(春)で5着後、トウショウ牧場で休養しているトウショウナイト(牡6、美浦・保田厩舎)の復帰戦が昨年勝った札幌日経オープンに決まった。
「もう向こう(放牧先)でも十分乗り出していると聞いています。リフレッシュしてまた秋に頑張ってもらいたいですね」と武士沢騎手は愛馬の復帰を心待ちしている様子だった。

アイビスサマーダッシュで6着だったスピニングノアール(牡6、栗東・長浜厩舎)は蛯名騎手で北九州記念に向かうことが決定した。
「雨が降ると馬場を気にしてしまう。それに多頭数の直線競馬だから馬が殺到して窮屈なシーンもあったから…。次はぜひとも良馬場で競馬をやらせたい」と中川助手。反撃に意欲を見せていた。

同レースで18着だったギャラントアロー(牡7、栗東・崎山厩舎)は次走北九州記念に出走するが、「重賞を勝った頃の粘りが見られない。次で全然走らなかったら、障害練習を開始する」と崎山師はハードル転向に新天地を求める考え。

桜島特別を好時計で圧勝したウインルーセント(牡3、栗東・佐々木晶厩舎)は次週に行われる宮崎競馬100年記念で3連勝を狙う。
「ジョッキー(佐藤哲)も『オープンに行けるくらいの素質はある』と褒めてくれている。それを聞くと次も期待したくなるね」と佐々木晶師は上機嫌だった。

マリーンSで2番人気に支持されながら6着に敗れたキクノアロー(牡4、栗東・目野厩舎)は放牧に出して立て直しを図ることになった。
「あんなに負けるとは思わなかったよ。スタートから行きっぷりも良くなかったしねぇ…。笹針をして秋まで一息入れる」と目野師も大敗にショックの色は隠せなかった。