【弥生賞】まくりの魔術師ファウストラーゼンが重賞初制覇!

重賞初制覇を果たしたファウストラーゼン(左)

重賞初制覇を果たしたファウストラーゼン(左)


3月9日(日)、2回中山4日目11Rで第62回報知杯弥生賞ディープインパクト記念(G2)(芝2000m)が行なわれ、杉原誠人騎手騎乗の7番人気・ファウストラーゼン(牡3、栗東・西村厩舎)が、スタート直後に他馬と接触し後方からのレースとなるも、向こう正面でまくってハナに立ち、そのまま押し切り優勝。勝ちタイムは2:01.3(稍重)。

2着にはクビ差で2番人気・ヴィンセンシオ(牡3、美浦・森厩舎)、3着にはクビ差で5番人気・アロヒアリイ(牡3、美浦・田中博厩舎)が続いて入線した。 1番人気に支持されたミュージアムマイル(牡3、栗東・高柳大厩舎)は4着に敗れた。

勝ったファウストラーゼンは2戦目で初勝利を挙げると、前走のホープフルSでは17番人気ながらまくって3着に入る激走を見せていた。

馬主は宮崎俊也氏、生産者は新ひだか町の友田牧場

  • ファウストラーゼン
  • (牡3、栗東・西村厩舎)
  • 父:モズアスコット
  • 母:ペイシャフェリス
  • 母父:スペシャルウィーク
  • 通算成績:4戦2勝
  • 重賞勝利:25年弥生賞ディープインパクト記念(G2)

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1着 ファウストラーゼン(杉原誠人騎手)
「前回うまくいったように、作戦としてはペースが緩んだタイミングで積極的に追って行こうとした。馬は最後まで持ち堪えると信じていたが、いい脚使ってくれた。2コーナー入ってだいぶ遅いと感じ、積極的にいけた。

身体能力の高い馬だけど、瞬発能力になると分が悪いので、そうならないよう心がけた。頑張り屋さんで長くいい脚を使う。中山の舞台も向いているのでこのまま無事に行ってほしいです」

2着 ヴィンセンシオ(ルメール騎手)
「いい競馬ができた。+10キロで大きな馬なので、今日のような馬場は大変だった。このレベルで良いパフォーマンスできたので、本番に向けての良いステップレースだったと思います」

3着 アロヒアリイ(横山和生騎手)
「馬の力は出し切れた。荒削りなレースになってしまったが、それでもここまで追い詰められた。改めて馬の良さと悪さが明確になったので、次のレースも楽しみ」

4着 ミュージアムマイル(幸英明騎手)
「直線手応えよかったが、最後は同じ脚色になってしまった。馬場は重かったので良の方が良かったです」

5着 ガンバルマン(原優介騎手)
「攻め馬から良くなっていると分かってから、ひそかに権利を取れたらと思っていた。馬はパワーアップしてしていたが、コーナーがスムーズに行かず、最後の直線は道悪のせいか伸びきらなかった。折り合いはついたので距離は伸ばしてもいい。惜しかったです」

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ファウストラーゼン

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