【オークス】道悪大歓迎!2008年3連単44万馬券で1~3着独占の「激走条件」に注目

道悪でも末脚を使えるアルマヴェローチェ

道悪でも末脚を使えるアルマヴェローチェ


残念ながら今週の東京競馬場は雨模様。土曜日の夜~日曜日の朝にかけて雨が降り、オークス(G1、東京芝2400m)も道悪は避けられそうにありません。

そこで注目したいのが道悪時におけるオークスの人気別着順と、1~3着馬の「脚質」です。

▼道悪のオークスの人気別着順とその脚質
10年「1→5→8人気」
[脚質:差し-差し-先行

08年「4→13→5人気」
[脚質:差し-差し-差し]

04年「6→4→7人気」
[脚質:逃げ-差し-追込]

(※03年の東京競馬場改修後に限る)

5月の東京競馬場はそこまで降水量が多くないということで、オークスが良馬場以外で開催されたのは過去40年間でわずか7回しかありません。2003年に東京競馬場を改修した後の開催に限定すると04・08・10年の3回だけ。いずれも馬場状態は「稍重」でした。

ちなみに08年は1~3番人気馬総崩れとなり、3連単44万0360円の大波乱決着。10年はアパパネとサンテミリオンで優勝を分け合う中央競馬G1レース初の同着決着など、インパクトが大きいものとなっています。

道悪で行われたオークスの脚質に注目すると、意外にも逃げ先行は9頭中2頭だけ。基本的に後方から競馬をするタイプが有利のようです。

さらに稍重時の1~3着馬を深掘りしていくと、差し追い込みで好走した7頭中6頭が「前走桜花賞組」。前走着順にバラつきこそあるものの、渋った馬場と直線の長い東京コースに替わり末脚を引き出されたケースが目立ちます。

▼前走桜花賞組&差し馬のオークス成績
●10年
1着 アパパネ(1人気)
→前走:桜花賞1着

●08年
1着 トールポピー(4人気)
→前走:桜花賞8着

2着 エフティマイア(13人気)
→前走:桜花賞2着

3着 レジネッタ(5人気)
→前走:桜花賞1着

●04年
2着 スイープトウショウ(4人気)
→前走:桜花賞5着

3着 ヤマニンアラバスタ(7人気)
→前走:桜花賞9着

また、今年の桜花賞は雨中のレースとなり、稍重で行われたのも重要なポイント。その中でも後方からの競馬で好走した馬は、引き続きオークスでも注目の存在となります。

そこで今回推奨するのはアルマヴェローチェです。桜花賞では2着に敗れたとはいえ、勝ち馬エンブロイダリーとはクビ差。上がり33秒9はメンバー最速になります。雨でタフな馬場が予想される今年のオークスにおいて、道悪適性と末脚の鋭さは最大の武器となりそうです!