【しらさぎS】重賞最強データ!G1馬を差し置き2部門で1位に輝いた逆転候補が浮上

上がり調子で重賞へ挑むシヴァース

上がり調子で重賞へ挑むシヴァース


注目重賞の傾向を各項目に分けて徹底深掘り!

今回は米子Sから新設重賞となった、しらさぎステークス(G3、阪神芝1600m)の重賞最強データを発表します!

▼阪神芝1600m最強データ
【騎手1位】坂井瑠星 [12-12- 7-54]
勝率14.1% 複勝率36.5%

【厩舎1位】友道康夫 [7-5-3-32]
勝率14.9% 複勝率31.9%

【血統1位】モーリス [14-11-13-78]
勝率12.1% 複勝率32.8%

(※集計期間22年1/5~先週。参戦の人馬に限る)

騎手部門1位は坂井瑠星騎手。集計期間内に重賞を5勝、22年朝日杯FSなど大舞台での活躍が目立ちます。

今回騎乗するのは初コンビとなるキープカルム。元々は1800~2200mを走っていましたが、マイルに切り替えるとたちまちOPクラス入り。芝1600m路線に転じて初の重賞挑戦だった前走のダービー卿CTでは、全体2位タイとなる上がり33秒9の末脚で3着に好走しました。

マイルではまだ底を見せておらず、関西リーディング1位をひた走る坂井瑠星騎手のレース運びにも注目です!

厩舎部門1位は友道康夫調教師。該当するデータこそ少ないですが、その中でも23年米子Sで7番人気ながら2着に入ったラインベック、22年阪神牝馬Sで3着のデゼルなど、今回と同じような重賞レベルで管理馬が好走を見せています。

出走する管理馬はシヴァース。マイル戦の成績は[3-0-1-1]と距離適性は証明済。今回の鞍上も7回目のコンビとなるM.デムーロ騎手。これまで勝ち上がってきたレースは全て同騎手がもたらしています。クセを知り尽くす名手と共に重賞初挑戦での激走に期待です。

血統部門1位はモーリス。集計期間内の出走頭数が116頭と全体3位の数字ながら、複勝率32.8%と安定感があることから、屈指の名マイラーである父の能力を産駒が受け継いでいることが伺えます。

同条件の重賞で成績を残した産駒として、23年桜花賞でリバティアイランド相手に積極的な競馬で3着に入ったペリファーニアや、今年のチャーチルダウンズCで鋭い末脚を駆使して2着となったアルテヴェローチェなどがいます。

現役時代のモーリスは古馬になってからポテンシャルを開花させて数々のG1を制覇した名馬です。同産駒のシヴァースは今年が4歳で、4月に3勝クラスを勝ち上がってOP入りしました。新設重賞を勝ち取り、父と同様に上り調子でビッグタイトルを手にすることが出来るか、今後の走りも含めて注目しましょう!