【サウジアラビアRC】未来のスターを導く“ディープの血”に注目!

19年に優勝、その後2歳G1も制したサリオス

19年に優勝、その後2歳G1も制したサリオス


今週は10月13日(月)を含む3日間開催。土曜の2歳重賞・サウジアラビアロイヤルカップ(G3、東京芝1600m)は、将来のスター候補を発掘する舞台と言っても過言ではありません。

というのも、17年~19年にはダノンプレミアム、グランアレグリア、サリオスと、3年連続で後のG1馬を輩出しているからです。

そんな注目の一戦で、チェックすべきポイントは「ディープインパクトの血を受け継いでいるか否か」。 以下のデータをご覧ください。

▼父または母父ディープインパクトの出走馬成績
●父ディープインパクト[1-0-0-0]
21年 1着 コマンドライン

●母父ディープインパクト[4-0-0-0]
24年 1着 アルテヴェローチェ
23年 1着 ゴンバデカーブース
22年 1着 ドルチェモア
20年 1着 ステラヴェローチェ

※過去5年のデータに基づく

ディープインパクト産駒は2020年生まれが最後の世代で、現役馬は年々減少しています。一方でディープインパクトの血を引く繁殖牝馬は多く、直近1カ月の出走馬数では、2位のキングカメハメハ(186頭)を大きく上回る217頭が出走しています。

このレースでは、その「偉大な血」を受け継ぐ馬が圧倒的な強さを見せており、過去5年の勝ち馬すべてが父または母父ディープインパクト系というデータが出ています。

今年の出走はわずか8頭。その中で母父ディープインパクトの血を宿しているのは、ゾロアストロただ1頭のみ。

前走の新馬戦ではノーステッキで2馬身半差の完勝。しかも2着馬ジーネキングは、その後の札幌2歳Sでクビ差2着に好走していることを考えると、ゾロアストロのポテンシャルが重賞級であることは間違いありません。

未だ負け知らずのディープインパクトの血が今年も炸裂するのか。また、ゾロアストロがどんな走りを見せてタイトルを手にするのか、結果だけでなくパフォーマンスにも注目しましょう!