【2歳馬情報】世界を制したラヴズオンリーユーの初仔など良血馬たちがデビュー!

今週末は世界が注目するジャパンカップが開催。欧州年度代表馬をはじめ、G1馬がずらりと顔をそろえる豪華な一戦となる。一方で、その裏では未来のスター候補たち、競走馬としての第一歩を踏み出す2歳馬にも注目が集まる。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が素質馬を紹介していこう。

◆11月29日

●東京芝1600m

ゲンテン(牡、シルバーステート×レディイヴァンカ、美浦・尾関厩舎)
母は北米GⅠ勝ち馬。1週前の追い切り(以降も時計は主に1週前のもの)は、ウッド5F66秒4-11秒5。2週前のウッドでは5F67秒5-11秒2と終いの時計が目立っている。

●東京ダート1400m

ジュワネング(牝、Gun Runner×ブリリアントカット、美浦・栗田厩舎)
母は北米GⅠ2着。半弟のコントレイル産駒は、昨年のセレクトセールで2億7500万円(税込)の高額で落札されている。追い切りはウッド5F67秒5-12秒1。なお翌日の東京ダートマイル戦デビューの可能性もある。

●京都芝1600m

サトノセプター(牡、Kingman×イカット、栗東・上村厩舎)
母は3勝。追い切りはCW6F83秒7-11秒5。「前進気勢が強く、スピード感ある走り。瞬発力も見込め、上級のマイラーになる可能性を感じさせる」と記者の話。鞍上はCデムーロ騎手の予定。

●京都ダート1800m

バートラガッツ(牡、リアルスティール×ロッテンマイヤー、栗東・池添厩舎)
母は3勝(クイーンC3着)。姉エンブロイダリー(現5勝、桜花賞など)。CW6F80秒7-11秒6の好時計をマークしている。鞍上はCデムーロ騎手の予定。

◆11月30日

●東京芝1800m

ラヴズプレミアム(牡、エピファネイア×ラヴズオンリーユー、栗東・矢作厩舎)
母は8勝(香港Cなど)。追い切りはCW6F79秒6-12秒0。「まだ目覚めていないイメージもあるが、良血馬らしい品のあるシルエットから、走る雰囲気は十分感じられる。目指すはクラシック路線で、東京デビューも期待の表れ」と記者の話。鞍上は川田騎手の予定。

ウルフマン(牡、フィエールマン×シンハディーパ、美浦・手塚厩舎)
母は1勝。兄シンハナーダ(現4勝)、おばシンハライト(オークスなど)。追い切りはウッド5F68秒3-11秒6。「走りが軽く、大きなトビは父を彷彿させるものがある。奥手の血統で活躍は先かもしれないが、素材の良さは確か」と記者の話。鞍上はレーン騎手の予定。

バステール(牡、キタサンブラック×マンビア、栗東・斉藤崇厩舎)
姉サンテローズ、ミッキーハーモニー(ともに4勝)。兄姉は調教駆けする馬が多いのだが、本馬も1週前はCW6F83秒7-11秒4、2週前はCW6F82秒4-11秒5の好時計をマークしている。鞍上はCデムーロ騎手の予定。

サンヴィクトワール(牝、ポエティックフレア×ナスノシンフォニー、美浦・武井厩舎)
母は3勝(ホープフルS5着)。おじハーツコンチェルト(現1勝、日本ダービー3着)。ウッド6F80秒1-11秒7の好タイムをマークしている。

ゴーラッキー(牡、キタサンブラック×ジェットセッティング、美浦・黒岩厩舎)
兄ペースセッティング(シンザン記念2着)。ウッド6F81秒3-11秒6と全体、終いともに上々の時計が出ている。

●東京ダート1600m

エジプシャンマウ(牝、American Pharoah×ヘヴンハズマイニッキー、美浦・武井厩舎)
母は北米GⅢ勝ち馬。追い切りはウッド5F66秒9-12秒1。鞍上はマーカンド騎手の予定。

●京都芝2000m

アラムシャピラス(牡、シスキン×マローブルー、栗東・池江厩舎)
母は4勝。近親デボネア(皐月賞4着)。1週前はCW6F81秒9-11秒4、2週前はCW6F82秒6-11秒3と好時計を連発している。

●京都芝1200m

グラディオール(牝、リオンディーズ×インダクティ、栗東・寺島厩舎)
母は2勝。兄ケイデンスコール(マイラーズCなど)、インダストリア(ダービー卿CT)。CW5F68秒9-11秒5の時計が出ている。鞍上は西村淳騎手の予定。

◆新規入厩

フォーチュンライド(牝、エピファネイア×エアワンピース、栗東・福永厩舎)
母は4勝。兄エアロロノア(現6勝、京都金杯2着)、おじエアスピネル(デイリー杯2歳Sなど)、エアウィンザー(チャレンジC)

ラミアスペランツァ(牝、キタサンブラック×アンティフォナ、栗東・斉藤崇厩舎)
母は1勝。兄ラウダシオン(NHKマイルCなど)、グロリアラウス(現4勝)

※現役馬の成績は11月21日現在