【3歳馬情報】イクシード登場!秋に向け自己条件で2勝目を目指す

この記事をシェアする

今週のオークス。そして来週はダービー。いよいよ現3歳世代の春のクラシックシリーズはクライマックスを迎える。その裏では秋のG1に向け、注目の素質馬たちが自己条件に登場する。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が素質馬を紹介していこう。

◆5月23日

●カーネーションC(牝馬限定1勝クラス・東京芝1800m)

イクシード(牝、キタサンブラック×シャトーブランシュ、美浦・木村厩舎)
昨秋に東京のデビュー戦を強い内容で勝利。全姉イクイノックスの血統から一躍クラシック候補に挙がったものの、故障が判明し戦線離脱。幸い症状は軽くフラワーCで復帰し、結果は3着。

「フラワーCは出遅れて後方からの競馬。直線は1頭だけ違う末脚で追い込んできたが、さすがに届かず3着まで。敗れはしたものの、素質の高さと非凡な脚力は確認できた。春のクラシックには挑戦できなかったが、ポテンシャルは世代トップクラス」と記者の話。同週のオークスに挑戦して欲しかった器。自己条件は軽く突破していただきたい。鞍上はルメール騎手の予定。

●1勝クラス・東京ダート1600m

スカイストライプス(牡、コントレイル×ポジティブマインド、栗東・安田翔厩舎)
デビューから芝2戦の4着も悪くないが、3戦目のダート戦で2着に8馬身もの差をつける圧勝劇を見せ、以降はダート戦に出走している。格上げしてからも4、3着と着順を上げており、特に前走は、先日のユニコーンSを勝ったシルバーレシオから0・4秒差。1勝クラス卒業も近い。鞍上はルメール騎手の予定。

●未勝利・東京芝2000m

ボニープリンス(牡、レイデオロ×ルージュバック、美浦・大竹厩舎)
母は重賞4勝。昨秋の東京でデビューし1番人気も4着。2戦目も1番人気で6着と期待を裏切ってしまったが、勝ち馬から0・3秒差と着順ほど悪い内容ではない。今回は5か月半ぶりの一戦だが、1週前の追い切りでウッド6F80秒5-11秒4の好時計が出ており、仕上がりは良さそうである。鞍上はレーン騎手の予定。

●未勝利・京都芝2200m

チェルヴァーラ(牡、エピファネイア×チェッキーノ、栗東・松下厩舎)
昨年8月30日の未勝利戦で3着後、骨折が判明し休養。ここが約9月ぶりの一戦となる。久々だが、1週前の追い切りでCW6F79秒2-11秒0の速い時計をマークし、急ピッチに仕上げは進んでいる。

「性格は素直で操縦性は高い。瞬発力タイプではなく、スタミナを生かした持久力型だけに距離は延びて良さそう。未勝利クラス突破は難しくない」と記者の話。母はフローラS勝ち、姉にG1を2勝しているチェルヴィニア、兄に新潟記念勝ち馬ノッキングポイントと血統に恵まれた馬。POGでも人気になったので、何とか期間内に初勝利を挙げてもらいたい。鞍上は西村淳騎手の予定。なお同週の他の未勝利戦に出走の可能性もある。

●未勝利・京都芝1200m

グレンセロース(牝、オルフェーヴル×ソルヴェイグ、栗東・池添厩舎)
母は短距離重賞を2勝、スプリンターズS3着の快足馬。デビューから5、10着と成績を下げていたが、マイルから1200mに距離短縮した前走で巻き返し。初めて後方待機策に出ると、メンバー最速上がりで4着まで押し上げている。今度も1200m戦出走で、ペースに慣れた今回は更に上を目指せる。鞍上は池添騎手の予定。

●未勝利・新潟芝1400m

パトローナス(セン、フィエールマン×エルビッシュ、栗東・高橋亮厩舎)
1800mの初戦こそ大敗したが、距離をマイル以下に短縮してからの最近4戦は全て掲示板。差す形の競馬が続いていたが、前走は初めて先行策に出て4着と崩れなかったことは大きい。その前走後に去勢手術を行い、今回はセン馬となって初めてのレースとなる。なお翌日の京都芝1600m戦に出走の可能性もある。

◆5月24日

●未勝利・京都芝1600m

タイムレスフレアー(牡、ポエティックフレア×タイムトラベリング、栗東・橋口厩舎)
G1馬タイムフライヤーの弟。ここまで5戦して【0・1・2・2】で、掲示板を外したのは初めての阪神コースだった前走のみ。京都では安定した成績を残している。新馬戦では、次走で重賞勝ちしたジャスティンビスタと好勝負した馬。京都に戻って反撃開始だ。鞍上は鮫島駿騎手の予定。

●未勝利(牝馬限定)・京都ダート1800m

フィデリス(牝、オルフェーヴル×スイ、栗東・坂口厩舎)
ダートのデビュー戦を大敗し、2戦目より芝のレースに出走も3戦して全て着外。そこで再度ダート戦に戻した前走は、好位から脚を延ばし2着と、初めて馬券圏内に入ってきた。前走同様に前で競馬ができれば、再度好勝負が見込める。鞍上は北村友騎手の予定。

◎2歳新規入厩

リボンロード(牡、リオンディーズ×ジュベルアリ、美浦・上原佑厩舎)
兄アルナシーム(中山金杯など)、おじシャフリヤール(日本ダービーなど)、アルアイン(皐月賞など)

オールシティキング(牡、Flightline×セルフレスリー、美浦・手塚貴久厩舎)
母は北米G2勝ち馬。セレクトセール2億900万円(税込)

キングリア(牡、エピファネイア×リアアメリア、栗東・中内田厩舎)
母は3勝(ローズSなど)

コルベータ(牡、モーリス×レシステンシア、栗東・松下厩舎)
母は5勝(阪神JFなど)

ソブリオ(牡、キタサンブラック×ノームコア、栗東・友道厩舎)
母は7勝(香港Cなど)。姉ドリームコア(現3勝、クイーンC)、おばクロノジェネシス(有馬記念など)。セレクトセール4億5100万円(税込)

ダノンデスティニー(牡、キタサンブラック×コンヴィクション2、栗東・中内田厩舎)
母はアルゼンチンのG1勝ち馬。セレクトセール3億3000万円(税込)

※現役馬の成績は、5月15日現在