屈辱をバネに…

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セントウルSで9着に敗れ、惜しくもサマースプリント王座を逃したアグネスラズベリ(牝6、栗東・西浦厩舎)。
この後は一息入れずにスプリンターズSに向かうことになった。
「外々を回されとはいえ、あの展開ならもう少し弾けると思っただけに残念」と角田騎手が言えば、「敗因については馬体減の影響だけではないと思う。後ろの馬に乗っかけられたし、チグハグだったね」と調教担当の柳田助手は唇を噛む。
次走GIで仕切り直しの一戦だ。

朝日チャレンジSで05年の京都新聞杯以来、2年振りに勝利を挙げたインティライミ(牡5、栗東・佐々木晶厩舎)は、京都大賞典からJCのローテーションを組むことが決まった。
「ピタッと折り合いが付くようになったのは大きい。これで胸を張って大きいレースに出せる。今の感じならGI馬と互角に戦えそう」と佐藤哲騎手は手応えを掴む。

先週の京成杯AHに出走予定していたマイネルクラッチ(牡3、栗東・吉田厩舎)は、中山4週目の自己条件である秋風Sに向かうことになった。
「ハンデもそんなに背負わされないでしょうし、昇級でも引き続き楽しみにしています」と高島助手。
目下2連勝中と今の勢いも魅力。

札幌記念で5着だったシルクネクサス(牡5、栗東・岡田厩舎)の次走が9月23日に行われるオールカマーに決まった。
「前走でも上位馬との差は少し。切れ味が備わればもっと強くなる」と岡田師。
ここで念願の重賞奪取を狙う構えだ。鞍上も前走に引き続いて北村友一騎手が騎乗する。

安田記念で11着のあと放牧に出していたスーパーホーネット(牡4、栗東・矢作厩舎)が今週末に栗東トレセンに帰厩する。
「放牧先でしっかりと乗ってもらっているし、体もそう大きくないので仕上げにも手間取らないと思うよ」と矢作師。
今後はスプリンターズSかポートアイランドSに向かうとのこと。

05年アーリントンCと06年京都金杯を勝ったビッグプラネット(牡5、栗東・南井厩舎)が放牧先である武田ステーブルから今週末に栗東へ戻ってくる。
「休養期間が長かったからね。こっちでまずは乗ってみないとね。それからだよ」と吉永助手。
06年2月の阪急杯以来、18ヶ月も実戦から遠ざかっており、ローテーションについては調整次第になる見込み。