スワンSに全員集合

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2番人気に支持されながらスプリンターズSで9着に敗れたスズカフェニックス(牡5、栗東・橋田厩舎)。
春・秋スプリント連覇の夢は砕けてしまった。
「逃げた馬が残る馬場でしたから仕方のない結果でしょう。それにジョッキーも反応が今一つと言ってましたし…。放牧先からこちらに戻った期間が短くて余裕を持って調整ができなかったですからね」と児玉助手は状態面を敗因のひとつに挙げていた。
次走についてだが、スワンSかマイルCSのいずれかに出走する見込み。

スプリンターズSで5着に入ったタマモホットプレイ(牡6、栗東・南井厩舎)は、スワンSへ向かうことが決まった。
鞍上も引き続き石橋脩騎手が騎乗する。
実績のある京都コースに替わる次は要注意だろう。

ポートアイランドSで2着に4馬身差を付けて快勝したスーパーホーネット(牡4、栗東・矢作厩舎)。
時計・内容ともに文句のない勝ちっぷりだった。
「休み明けでもきっちり仕上げていたから自信はあった。それでもこちらが思った以上に強かったね。この後は厩舎で調整してスワンSからマイルCSに向かうつもり」と矢作師。
一方、キーランドカップ11着以来、一息入れていたローレルゲレイロ(牡3、栗東・昆厩舎)は当初スワンSに向かう予定だったが、富士Sに次走予定を変更。その後はマイルCSに向かう。鞍上は藤田騎手が騎乗するとのこと。先週は坂路で53秒5-38秒2-24秒7-12秒5の時計をマーク。
「動き・反応ともに良かったし、いい感じで来ている」と騎乗した上籠助手が言えば、調教を見届けた昆調教師も「やれば時計は出るからね。前走は馬場(札幌)が合わなかったと思う。あれがこの馬の力ではないはずだし、改めて期待したいね」と反撃ムードが漂う。
これまで重賞勝ちこそないもののGI2着2回と能力は十分。